2015年1月25日 ボリビア・ラパス
ラパスのエルアルトでは、毎週木・日曜日に泥棒市と呼ばれる大規模なフリーマーケットと、日曜のみオバプロ(チョリータ・レスリング)が開催されています。
泥棒市へのアクセス方法
ラパス中心部のサンフランシスコ教会の向かいにあるコレクティーボ乗り場から「CEJA(セーハ)」行きに乗り、エルアルトの料金所を過ぎた歩道橋のあたりで下車します。片道2.5ボリ (※2015年1月時点)
後で気づきましたが、ロープウェイで移動する方法もあります。そちらのほうがよっぽど快適で簡単そうでした。値段もそれほど変わらないらしいですよ。
泥棒市の様子
コレクティーボ(ミニバス)を降り、少し階段を登ると、右手に泥棒市が広がっています。
古着や機械のパーツなどの不用品、新品と思われる雑貨や衣類、家電製品に至るまであらゆるものが売られています。マーケットは広いため、全部廻るのに2〜3時間は軽くかかるでしょう。
このフリマが「泥棒市」と呼ばれるゆえんは、ラパスでの盗品が実際に売られているためです。
さらに、泥棒市には本当の泥棒も潜んでいるらしいです。バックのジッパーを知らぬ間に開けられ、貴重品を取られるという噂も聞いていたため、我々も必要最小限の装備で臨むことにしました。
私たちが泥棒市を訪れたのは、買い物が目的でした。
数日後にボリビア北部の町ルレナバケからアマゾンツアーに参加する計画を立てており、どうせ汚れるため「捨ててもいい服」を買っておこうと古着を物色していたのです・・・
しかし、衛生上の問題からまったく購入することができませんでした(笑)
この雑貨エリアを歩いていた時・・・
友人のひとりが、なんと盗難未遂に遭いました。
私は少し先を歩いていたのですが、ふたりのもとへ戻ると、友人はショックで固まっていました。犯行手口は大胆なもので「おばさんが正面からポケットに手を突っ込んできた」そうです。
泥棒市で腹ごしらえ
泥棒市には屋台やレストランがあります。(衛生面的には微妙)
小腹が空いてきたので、電化街の近くにある小さなレストランに入りました。お店のおじちゃんは愛想も良く、味も素朴でちょっと和みました。
少し早いけど、オバプロの会場に向かうことにしましょう。
ツッコミが止まらない!オバプロの世界
オバプロとは、正式にはChoritas Restling(チョリータス・レスリング)、あのボリビアの伝統的な三つ編み姿のおばさん(チョリータ)が主役のプロレスショーのことです。
泥棒市のマーケットエリアの反対側にある体育館のようなところで、毎週日曜の16時頃から鑑賞できます。2時間ほどで入場料は40ボリ。(※2015年1月時点)
チョリータ VS 悪役のプロレスですが、ショー自体がコミカルでおもしろいです。
観客も巻き込まれることも(指名制。絶対イケメン選んでる笑)
ペルーで知り合ったユカさんは、チョリータと事前に打ち合わせして、ショーに出演したらしいです笑
途中、チョリータが悪役に負けそうになったりする場面もありますが
チョリータも負けじと反撃します。
そしてこの後出てきた悪役2人組が、観客から大ブーイングを受けます。リングからペットボトルの水を観客に撒いたりと態度が悪かったためのようです。
この一般人のおばちゃんが大激怒!!
このおばちゃん、主役のチョリータを喰うぐらいの存在感でした。(サクラかな?)
最後は、悪役2名は観客にフルボッコにされる乱闘騒ぎに・・・!!
オバプロ・・・おもしろい笑 もちろん、地元の人にも大人気です!
そんなオバプロの様子を動画にまとめてみましたので、良かったら観てみてください
オバプロを見れば、日頃の不満やストレスもチョリータが昇華してくれるに違いありません。以上、ラパスの泥棒市&オバプロレポートでした!
*以上、2015年1月時点での情報をもとに記事を作成しました。(1ボリ=約17円で計算)