2017年11月21日 インドネシア・バリ島の東にあるアグン山が噴火しました。
年末年始にジャワ島&バリ島旅行を予定していた私は、行くべきか行かざるべきかの選択を迫られています。そこで状況を整理しながら、今後の動きについて考えてみることにしました。
アグン山の噴火活動および空港閉鎖のタイムラインは以下の通り
2017年9月 地震活動が活発化したため、アグン山周囲12㎞の住民に対し避難勧告。
2017年10月 地震活動が沈静化。
2017年11月21日 アグン山が噴火。火山雲は約4,000メートルに到達。
2017年11月25日 噴火。マグマが表面まで達したことも観測された。火山灰の影響によりオーストラリア・ニュージーランド行きのフライトがキャンセル。
2017年11月26日 噴火。アグン山周囲10㎞の住人(約10万人)に対し避難勧告。
2017年11月27日 デンパサール国際空港が火山灰の影響により閉鎖。約400フライトがキャンセル。噴煙は約9,144メートルまで到達。
2017年11月29日 風向きが変わりフライトの運行に影響はないとして、デンパサール国際空港は再びオープン。
参考
・2017 eruption of Mount Agung |wikipedia
現状、そして空港閉鎖の場合のシナリオとは?
報道によると、アグン山はいつ大噴火が起きてもおかしくない状況のようです。またデンパサール国際空港(ン・グラライ国際空港)については、火山灰の風向きが南方に変われば閉鎖されると考えてよいでしょう。
またバリ島の国際空港が閉鎖された場合、お隣のジャワ島にあるスラバヤ空港、ジャカルタ空港への直行バス(有料)が運行されるようです。※交通状況により所要時間は変わります。
デンパサール空港閉鎖に伴う陸路での代替交通手段(2017.11.29時点)
(1)Surabaya(スラバヤ)行:300,000Rp(通常、所要時間12時間以上)
(2)Jakarta(ジャカルタ)行:600,000Rp(通常、所要時間24時間以上)
参考:http://blog.livedoor.jp/balichili/archives/52085307.html
今後のアグン山の状況次第ではありますが、「バリ島に上陸できても、帰国便が確保できない」というシナリオも十分に考えられます。ジャワ島(スラバヤ空港or ジャカルタ空港)からのフライトに振替してもらえる可能性もありますが、他観光客との代替フライト争奪戦が繰り広げられることを想像すると・・・ちょっと微妙ですね。私は会社員なので、年明けに帰国できないと仕事にも影響が出てしまいます。
あとこんなニュースも入ってきました。
なんと、ジャワ島のブロモ山の火山活動も活発化しているというのです・・・!今は行く時期じゃないのかもしれません。
航空会社の対応をギリギリまで待ってみることにします
今回私が購入した航空券はLCCのスクートで、12月31日 スラバヤin / 1月6日 デンパサールoutのチケットです。
11月27日にデンパサールの空港が閉鎖された時には、11月27日〜12月4日までのチケットを持っている人は全額返金対応するというアナウンスが、スクートのトップページに掲載されていました↓
このような返金対応のアナウンスが自分のフライトに該当すれば、デンパサール発のチケットについては即払い戻し手続きできる可能性があります。もし片道のみ払い戻し対応となった場合は、バリ島へは行かずジャワ島で過ごすプランに変更、もしくはインドネシア行き自体をキャンセルしようと考えています。
こんな時にLCCのチケットを購入した自分を恨みますね・・・。LCC以外なら、いくらかキャンセル料を支払えばキャンセルできるのに。
アグン山噴火活動は長期化する恐れがあるため、宿もBooking.com等で直前キャンセルが可能な部屋を取っておき(もしくは渡航直前に予約する)、できるだけスケジュールはフレキシブルにしておいたほうが無難かもしれません。あとは、ただアグン山の噴火活動が早く沈静化することを祈るばかりです。
航空会社の返金対応について
世界一周中も、アイスランドからエジプト行きのフライトがキャンセルされたことがありましたが、これもかなり直前の対応でした。(全額返金対応だったので、別の目的地への航空券を別途購入しました)