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日本

バスツアーで富士山に登ってみた【2016年富士宮ルート】

人生初の富士山に登ってきました!

 

2016年8月25日 東京・新宿

7:30am 新宿センタービル南口に集合

私たちが参加したのはサンシャインツアー社の新宿発富士登山バスツアー。富士山には4つのルートがあり、私たちは最も距離が短く、混雑具合もそれほどではないという富士宮ルートを選んだ。

ツアー料金は山小屋で1泊するプランで15,800円。食事は1日目の夕食・2日目の朝食のお弁当付き、さらに登山帰りには温泉に立ち寄り、そこでの入浴料と昼食もついている。(*2016年8月時点の情報です)ちなみに北海道から参加の私たちは、前日にLCCで東京入りし新宿近くで前泊した。

新宿集合

集合場所には登山の格好をした人が大勢いるのですぐにわかる

 

#出発 #新宿 #富士登山

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8:00am 出発

バスのなか

バス内ではガイドさんからツアースケジュールの説明があり、驚愕の事実が伝えられた。

「今日の宿泊は九合目です。到着予想時刻は18〜19時頃になります。」

富士宮ルート

ええ、いきなり初日で九合目まで?!
(※もしかしたら山小屋の混雑状況で、宿泊する場所は変わるのかも?)

ちなみにパンフレットによると、五合目〜九合目までの通常目安時間は3時間半。私たちの場合は高山病のリスクや参加者の登山経験も考慮し、約5時間とかなりのスローペースで登っていくようだ。

同じバスには約40名が乗っており、主婦、年配のおじさん、台湾人グループ、ひとりで参加している女性が10名ほどいた。富士登山が7回目という猛者もいれば登山初心者もいたりと、登山経験もバラバラなのだ。

どうやってこの40名をまとめるのかと思っていたら、私たちはさらに5つのグループに分けられ、グループ内でリーダーが任命され、自分のグループメンバーの点呼を取るよう指示された。こうすることにより点呼が効率よくできるほか、一人参加でも他の参加者となんとなくコミュニケーションをとる機会も出てきて自然と連体感が生まれる。主催側にしてみれば一石二鳥なのだろう。

ツアー参加者の目印

ツアー参加者の目印・スズランテープを靴紐に結びつける(ぼろぼろの靴で失礼)

 

バスは途中サービスエリアに寄り、ここでゴミを捨てたり買い物をする。スタート地点の富士宮五合目以降はゴミは一切捨てることができないのと、富士山ではペットボトルのドリンクの価格が通常の3倍以上するためだ。私はここで500mlの水を2本購入した。

 

 

11:30am 富士宮5合目に到着(標高約2,400m)

天気は曇り。標高が高いせいか空気はひんやりとしていて、登山をするならちょうどいい気候だ。

富士宮五合目

登山開始前に約50分の自由時間が与えられた。食堂で昼食を済ませたり、軽く動いて高度に体を慣らしておく。地下の食堂のメニューは800円〜1,500円ぐらい。そばやうどん、牛丼や生姜焼き定食などがあった。

富士宮5合目の食堂

食堂横のカウンターでは、500円(サンシャインツアー参加者価格)で不要な荷物を預かってくれる。登山には必要がない服や洗顔料、充電器なども友人と荷物をひとつにして預けた。体力を温存するためにも、軽量・軽装で登山できるのはありがたい。

五合目には、期間限定レンタルショップ「やまどうぐレンタル屋」と「そらのした」も出店している。私は事前に「そらのした」のウェブサイトでトレッキングポールやゲイター(スパッツ)を予約しており、ここで受け取った。1泊2日でトレッキングポールは1セット2,000円ぐらい、ゲイターは500円ほどでレンタルすることができ便利だ。参加者の中にはリュックやジャケット、靴、ポールなどの一式を20,000円ほどでレンタルしている人もいた。

 

12:30pm 登山開始

全員で入念なストレッチを済ませる。私たち40名には、登山経験豊富なガイドさんが2名と、フリープランのバスに乗っていた添乗員がアシストとしてつくことになった。

みんなで準備運動

五合目からスタート

六合目に至る道

六合目までの道はさほど険しくない。ただ、富士宮ルートは吉田ルートよりも混雑していないものの、この40名での大移動はかなりの渋滞を招いた。他の登山客とすれ違う時、相手をかなり待たせるため、タイミングを見て道を譲るよう心がけたが、前の人と離れるとガイドから注意されたりもして、大人数で行動することによるストレスを感じる場面もあった。

 

13:20pm 六合目に到着

六合目

1時間もしないぐらいで六合目に到着。山小屋前にはベンチがあるが、ツアー人数が多いため、毎回山小屋を少し越えたあたりで休憩を取るよう指示された。約5分の休憩。ちなみに六合目以降はトイレは有料となる(1回あたり200〜300円)。天気ははっきりとしないものの、今のところ楽しく登山できている。

 

六合目から先は、ゴツゴツとした岩場が多く足元が徐々に悪くなる。

六合目から先

下山してくる人が突然足を踏み外して転倒したり、高山病なのかレスキュー隊に介抱されている人を2人ぐらい見かけてドキドキした。

 

14:40pm 新七合目到着

富士宮ルートには七合目がふたつあり、新七合目→元祖七合目と続く。個人的にはこのパートが一番きつかった。

七合目

疲れを感じ始めたので、スポーツようかんを食べる。モンベルで前日に買ったものだが、適度な塩加減でチョコレートよりもあっさりしていて美味しい。(これで171kcalはすごい)

スポーツようかん

元祖七合目に向かう途中、急に雲が晴れ視界が開けてきた。

八合目に向かう途中

標高3000m

 

16:00pm 元祖七合目に到着(通称ガンナナ)

元祖七合目

ここからは、雲海を眼下に眺めながらの絶景登山!!

どんどん晴れていく

又下問題

景色に気をとられがちだが、足場が悪いため気も抜けない

 

 

17:30pm 八合目到着

八合目

夕暮れの時間には、嬉しいサプライズが待っていた。

雲海

一面に広がる雲海、そして影富士!!

影富士

天空の鳥居も美しく、フォトジェニックな光景の連続だった。

天空の鳥居

コインが埋め込まれた木の棒

コインが埋め込まれた2本の棒をくぐると、九合目はすぐそこだ

 

 

19:00pm 九合目に到着

陽はすっかり暮れており、到着するとすぐに部屋に案内された。私たちが宿泊する部屋はカーテンで仕切られたドミトリーのような二段式の部屋で、各スペースにはすでに布団と枕がセットされていた。私たちの部屋はひとりぶんのスペースが狭く、寝返りが打つのがようやくぐらい。

九合目

山小屋のカレーライス

夕食はカレーライス。濃いめの味付けで、塩分を欲している体にはちょうど良かった。量は少ないが、この後すぐに就寝となるためこれぐらいがベストなのかもしれない。

ちなみに山小屋でいただく夕食のメニューは選択式で、行きのバス内でガイドさんが事前に注文を取りにきていた。カレー以外にもそばやうどん、富士宮やきそばなどのほか、500円追加でカルビ丼やハンバーグなども選ぶこともできた。九合目ではドリンクの値段もぐっと上がり、ペットボトルが500円、また500mlの缶ビールは800円。

 

20:00pm 消灯

翌朝はご来光を見るため早朝2時半に起床。水道は使えないため、汗ふきシートで体を拭いたり、メイク落としシートで日焼け止めクリームを落としてから就寝した。なお、この山小屋では宿泊客はトイレは無料で使わせてもらえた。

 

2:00am 起床

周りの人の物音と明かりで自然と目が覚める。前日までの疲れのおかげか、ほぼフルで睡眠できた。トイレで順番待ちをしながら窓の外に目をやると、すでに七合目からの登山客が私たちの山小屋まで迫ってきていた。

9合目の朝

朝食

出発前に配られた朝食のお弁当。頂上では食べる時間がないため、この出発前の時間か、ご来光後の朝7時頃に食べるかの二択だ。半分ぐらい食べてみたがそれほどお腹に入らず、残りは下山時に食べることにした。(九合目にはまた戻ってくるため、部屋に不要な荷物を置いていくことも可能)

 

3:00am 頂上を目指し出発

九合目を出発

頭にはヘッドライト、防寒対策としてヒートテックやダウンなどをジャケットの下にしっかりと着込み、いよいよ頂上アタックだ。

 

頂上までの所要時間は混雑状況も加味し約2時間。この時期だとご来光が5時前後なので、かなりギリギリだ。私たちツアー客の列の間に入ってきた一般客は「進みが遅すぎて、ご来光に間に合うかヒヤヒヤする」と、登山客渋滞による文句を漏らしていた。道も狭いので仕方がない。

あたりが明るくなってきた

徐々に空が明るくなってきた

 

ジグザグの登山道をゆっくりと上がっていく。なかには山小屋に泊まらずに、夜通しかけて登山したり、野宿している人もいるようだ。この最後の九合目から頂上までの途中のあたりで力尽きて横になっている人を何人か見かけた。標高も高いため、しっかり休憩を取らないと高山病になるリスクも高まる。自分を過信せずに余力を残して登山してほしいと思う。

後で聞いたのだが、私たちのツアーでも高山病などの症状でアタックせず山小屋に残った人が40名のうち2名いたらしく、また前日ガイドさんの後ろについていた70歳のおじいちゃんは、体力的な問題で皆についていくことができず、ツアーから外れたようだった。

頂上の鳥居

 

5:00am 10合目に到着

鳥居をくぐると、ご来光を待つ登山客の姿が!!

ご来光を待ちわびる人

私たちもここでご来光を待つのかと思いきや、山頂にある浅間神社の裏手に案内された。

剣ヶ峰

私たちのご来光スポットは、日本最高峰の剣ヶ峰(標高3,766m)

ご来光の時刻まであとわずか・・・ちょっと焦る。

剣ヶ峰 標高3776m ご来光を見るべく、心臓破りの坂を一気に登る。ここが一番つらかった #富士山 #剣ヶ峰 #ご来光

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頂上まであと一歩のあたりで、オレンジ色の光が差し始めた。

ご来光の瞬間

5:11am ご来光の瞬間は、その場にいる全員でバンザイコールが湧き上がった。

富士山ご来光の瞬間

2016年8月26日

 

今年の1月はアフリカ・タンザニアのキリマンジャロ登山。そして5ヶ月前にはネパールのヒマラヤ登山。そして今、私は日本の最高峰に立っていた。

健康を祈って

日本最高峰

朝日に染まる剣ヶ峰

お鉢巡り

日本最高峰には、日本一の素晴らしい景色が待っていた。ご来光は天候次第なので、毎回見れるものではないという。今回は天候も味方につけることができ、感動を共有する最高の仲間にも恵まれた。

ちなみに今年は申年で、富士山に登ると縁起が良いと言われているそうだ。今年は一度で33回分登ったのと同じぐらいのご利益に恵まれるという話もあって、ベストタイミングで富士山に登ることができました!!(ちなみに次回は2040年らしいです)*参考

 

ツアーのメンバーの半分以上は、そのまま富士山頂をぐるりと一周するお鉢巡り(約90分)に向かったが、私たちは下山の体力を温存するべくお鉢巡りには参加せず、浅間神社を参拝してからすぐに下山することにした。お鉢巡りは次回の楽しみにとっておくことにします^^

噴火口

富士噴火口からの煙

浅間神社

浅間神社

 

6:00am 下山開始

さて、私が一番苦手とする下山パートだ。(膝が弱いため)

下山開始

UV注意報

この日は日差しがかなり強く、こまめに顔に日焼け止めを塗り直したが、顔がヒリヒリするぐらいに焼けてしまった。富士山の紫外線恐るべし。

 

7:00am 九合目で休憩

ツアーの仲間とはここで一旦解散となり、各自のペースで五合目まで下山するようガイドさんから指示を受ける。迎えのバスが来るのは12時なので、それまでに降りればいいらしい。

ヒートテックを脱いだり、お弁当を残りを食べたりしていたらあっという間に30分も経過してしまっていた。あまり長い時間休むと、筋肉の乳酸がどんどん溜まって動きにくくなるため、可能な限り早めに下山しよう。

 

目の前に広がるパノラマビューを楽しみながら、急ぎで下山。

パノラマの景色

下山

砂地ではストックを使いながら、ジグザグに歩くとラクだと思いやっていたものの、途中から膝が死んできて逆に辛くなってしまった。

ちなみに高低差がある岩場や急な斜面では、ストックを長めに調整して使ったり、山用のグローブを身につけ岩で体を支えながら下山するのもテクニックのひとつ。通りすがりのガイドさんに教えてもらったのは、ストック・ストック・足・足のリズムで、先にストックで足元の安全を確保してから足を下ろすという方法。ただ、ストックに頼りすぎると腕が痛くなるので要注意・・・

布団干し

山小屋の宿泊所で使われている布団や寝袋が天干しされていた

 

 

10:40am  スタート地点の五合目に到着

頂上から約4時間半かけ、無事に下山完了!

五合目のレストハウス前で、富士山の保全協力金(1,000円)を納める。任意だが、トイレの新築や改修、救護所の拡充や安全誘導員の配置などに使われるそうだ。協力金を納めると、富士山ガイドブックやシール、バッチなどがもらえます。

保全協力

 

レンタル品を返却したり、お土産物屋を見たりしていたらあっと言う間に出発時間になり、12時前にはバスに乗って五合目をあとにした。(途中でツアーから離脱した70歳のおじいちゃんが少し気がかりではあったけれど・・・ちゃんと帰れたんだろうか)

帰りは温泉で入浴してランチを食べたり、浅間神社の本宮を訪れたりと最後まで充実した素晴らしいツアーだった。

 

2016年の富士登山のシーズンも残りわずか。今年は9月10日までのようですが、機会があれば参加してみてください。オススメです!!

 

次回の記事では、富士登山の装備のことや前泊・後泊した都内の宿情報なども補足したいと思います。ひと段落したら、エチオピア編に戻ります♪

 

長文、最後までおつきあいいただきありがとうございました。

 

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