2016年新年一発目の挑戦として、4泊5日でキリマンジャロに登ってきました。
キリマンジャロは、アフリカで一番高い山。ルートはいくつかありますが、私は山小屋に泊まることができるマラングルートを選びました。後から知ったのですが、マラングルートの登頂成功率は40%とも言われているそうです。所要日数が他のルートに比べて短く高低差が激しいぶん、高度順応しにくく、途中で高山病になってしまう人が多いんだとか・・・。
私はガイドにも恵まれ、初日からかなりスローペースで登っていたおかげで、高山病にもならず無事登頂することができました。
利用したツアー会社
Kiliclimbers
モシにある日本人旅行者に人気のツアー会社。年末年始に3泊4日のサファリツアーを利用して安心感があったこともあり、この会社にしました。ガイドはガイド歴8年のアスマニ。同じ日程で日本人が他にふたり来るはずでしたが、直前にマチャメルートに変更したようでひとりだけでの登頂に!ちなみに、ガイド1人・シェフ1人、ポーターが3人つきました。
日数と料金
高度順応日を1日設けたマラングルート5泊6日 1,100USドル(登山に必要な装備類のレンタル料とガイド・シェフ・ポーターへのチップ料込み)
私の場合は高度順応日を設けたものの、ガイドの判断で順応日はカット。4泊5日での登山となりました。(ちなみに日数が短くなった場合でも、料金は入山時に前払いになっているので返金はされません。)
補足
ツアー料金はタンザニアシリング払いも可能です。2016年1月時点では1ドル=2,200シリング計算でした。600ドルは登山口のオフィスでカード払い(実際に請求されたのは614ドル)。残りの500ドルはタンザニアシリングで支払いました。
同じツアー会社を利用した日本人の方から、"レンタル料・チップはツアー料金に含む(all included)"と事前に契約書に明記してもらうようアドバイスされていたので私もそうしたのですが、私の場合は水筒代だけ別料金となり2個で10ドルかかりました。(同じKiliclibmersを利用した人でも水筒代がかからなかった人もいるようなので、装備をレンタルするお店に水筒の在庫があるかどうかにもよるようです)。
チップについてですが、ガイドから聞いた話によると、キリマンジャロでは下山する前にガイド・シェフ・ポーターに感謝の気持ちを込めチップを手渡しする習慣があるそう。登山者側からすると、事前にチップを払っておいたほうがトラブルもなく安心だと思いますが、ガイドやポーター側の立場からすると、直接登山者からその場でチップを受け取ったほうが確実ですし、働くうえでのモチベーションは上がるのだろうなあと感じました。
キリマンジャロ登山に詳しい人に聞いた1日あたりのチップの相場額は以下の通り。
- ガイド 20ドル
- シェフ 15ドル
- ポーター 10ドル(ひとりにつき)
申し込むツアー会社にだいたいの相場を確認してみるのが確実かもしれません。
レンタルした登山用の装備について
以下のアイテムはツアー会社提携のショップでレンタルしました。
- レインポンチョ
- スキー用の防寒ジャケット(上下)・グローブ
- ヒートテックパンツ(インナー)
- 登山用の靴下3足
- 寝袋
- トレッキングポール(2本)
- レンタルしたものを入れるバックパック(80L)
- *水筒2個(1L〜1.5L程度のもの)
*キリマンジャロはビニール袋やペットボトルの持ち込みが禁止されているため
自分で持って行ったもの(世界一周用にもともと持っていたもの)
- 小型のカメラ(一眼レフは重いため封印)
- スマートフォン(充電スポットがないため頂上までは電源をオフに)
- ヘッドライト
- モンベルの寝袋(寒がりなので寝袋は二重体勢に)
- 着替え類(下着・Tシャツ・タオルなど)
- トレッキングパンツ
- ビーチサンダル(リラックス用)
- トレッキングシューズ
- ユニクロのウルトラライトダウン
- ユニクロのヒートテック(上下)
- 日焼け止め
- 絆創膏
- ウェットティッシュ(登山中はシャワーが使えないため。ベビー用のお尻ふきが使いやすい)
- サングラス
- 胃薬(標高が高くなると胃の消化機能が衰えるため)
- ポカリスエットの粉・高山病予防のダイナモックス(同じ宿に泊まっていた青年海外協力隊の方からいただきました)
- アメ・チョコレートなど
ここまで書いておいてなんですが、キリマンジャロに登ろうと決めたのは登山開始の2日前のことです。装備はほぼ全部レンタルできるので、必要なものを書き出しツアー会社の人にチェックしてもらい、当日レンタルショップに着いたらメモを見せるとスムーズです。
参考にしたブログ
同じ宿に泊まっていてキリマンジャロ登山帰りで刺激を受けた夫婦のブログ
実際のキリマンジャロ登山の様子はこちらから
本当に素晴らしい体験でした!キリマンジャロ登山、是非挑戦してみてください。