2015年10月15日 モロッコ・エッサウィラ
バスでエッサウィラ郊外にあるアルガンオイル工房を訪ねた。
ここはエッサウィラからバスで約40分の場所にあるTidzi(ティズィ)という村。バス内で車掌にアルガンオイルの工房の場所に行きたいと伝えたところ、後ろの席に乗っていた男性がこの近隣の人で、工房まで連れてきてくれたのだった。
アルガン工房では、案内係の女性が英語で案内してくれる。ここでは60人近くの女性が9時〜5時の勤務で働いているそうだ。
アルガンオイルができるまで
まず、収穫したアルガンの実を天日干しする。
次に、乾燥させたアルガンの実の皮を取り除いていく。
アルガンの実を叩き、中の実を取り出す工程は見ていておもしろい。
実にリズミカルで無駄のない動作だ。私たちも試させてもらったのだが、コツをつかむのに時間を要した。
2kgのアルガンの実で1Lのアルガンオイルが作られるそうだ。とても貴重なオイルだということがわかる。
最後にアルガンオイル等の製品を販売しているショップに立ち寄り、食用のアルガンオイルを購入。アルガンオイルはごま油のような濃厚な味わいで、サラダのドレッシングや、パスタを作る時に入れても美味しい。
アルガンオイルは抗酸化作用のほかに、肌の再生を促す効果もあるそうだ。美容アイテムとしても使える。(ボディ用のを使ってくださいね)
モロッコ人の優しさに触れる
帰りのバス停を探していたら、行きのバスでお世話になったアブディルカベールさんとまた会った。バス停の目の前に、彼の友人のお店があるそうで、そこで一緒にお茶することに。
「オリーブオイルの工房があるから、見ていったら?」と、彼はお店の裏手のオリーブオイル工房まで案内してくれた。
お店に戻ると「お腹すいてない?」と、店主のナフィエールさん。
なんと、ベルベルオムレツをご馳走になってしまった。(ミントティー代も含め、全部彼らのおごりです・・・)
彼らに別れを告げ、18時頃のバスでエッサウィラへ向かう。アブディルカベールさんは、バスを止めてくれるところまで手伝ってくれた。なんて優しい人なんだろう!田舎に行かないとなかなか出会えないであろう、スレていないモロッコ人だった。またここを訪れたら、彼らにまた会えるだろうか?
夕陽が赤くさす窓の外の景色を、目を凝らし見つめる。
この地域では、ヤギがアルガンツリーに登りアルガンの実を食べる姿を見ることができるらしく、チャンスがあれば見たいと思っていた。
残念ながら、最後までアルガンツリーに登るヤギの姿を見ることはできなかった。エッサウィラの空港に向かう途中の道でも遭遇できることがあるらしいので、チャンスがあればぜひ探してみてほしい。
移動情報
アルガン工房があるTidziまでの道のり
ドゥカラ門から3番バスに乗り、約40分。(バス運賃は5ディルハム。降車場所により値段が変わるシステムのため車掌にはTidziと伝えよう)
夕方になるとTidziからのバスの本数も減るようなのでご注意を。
マラケシュの観光・お土産事情をご紹介♫
お楽しみに!
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