2016年4月20日 タイ・タオ島
ついにオープンウォーター講習も最終日です。
6:30 Big Blueに集合
朝、インストラクターのあすかさんを見つけ声をかけます。昨日から耳が詰まっていることを伝えると「今、耳抜きできる?」と聞かれました。耳抜きを試してみますが、この日はいくらやっても左側のほうがうまくできませんでした。
「そういう日はダイビングはやめておいたほうがいいかもしれないね。どうする?」と、あすかさんは言いました。
私としては、帰国までの日程もギリギリだし、できることなら同じ日程で講習を受けた仲間たちと一緒に卒業したい。ただ同じ講習を受けていたユキさんに「前に耳抜きがうまくできずに我慢しすぎて、ダイビング中に鼓膜が破れ血だらけになった人がいるらしい」という話を聞いていたため、完全にびびっていました。
追加料金を払えば、最後の講習を2日後に延期することもできますが、たとえ1日延期したとしても、状況はそれほど変わらないかもしれません。私は「とりあえず行かせてください。もし途中で無理そうなら、他の人には迷惑をかけますが諦めて浮上します」と伝え、最後のダイビングに賭けてみることにしたのでした。
あと2本潜れば、オープンウォーターライセンスが取れるのです。
世界一周中に、キリマンジャロ登山も、スカイダイビングにも挑戦した私は、知らぬ間に何でもできるという妙な自信をつけていたのですが、苦手な分野というのはやはり存在するようで、スキューバダイビングは驚くほどスムーズにいきませんでした。もともと泳げないうえに、耳抜きがうまくできないという二重苦。それでも、どうしても挑戦してみたかったのです。いつか、"水中で写真を撮ってみたい”。その一心でダイビングライセンスに挑戦しようと心に誓ったのですから・・・。
8:00 1本目のダイブ
この日はChampion Pinnacleというダイバーには有名なスポットで、最大18mまで潜ります。もし耳が痛くなったら辞退しよう。そう心に決めていました。
ただ、この日は普段よりも入念な耳抜き対策を行っていました。
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このおかげか、心配していた耳抜きが、不思議と昨日よりもうまくできるように感じました。
そしてChampion Pinnacleは、信じられないぐらいに美しかったのです。
透明なブルーの世界。
テルメアジの群れ、そして次々と降下してくる多数のダイバー。
ああ、これが自分で撮影した写真だったらどんなに良かったことでしょう!
この日は海底でマスクを外して付け直すという確認テスト等を行いましたが、海底の様子を眺めながら泳ぐ時間の方が長く、はじめてダイビングを楽しむことができました。
9:00頃 浮上
この日はマスクを外しても、不思議と鼻血はほとんど出ていませんでした。昨日の大量の鼻血は一体何だったのか?
ひと安心して船に戻り、2本目のダイブに備えます。
「Nさん、潜れて良かったですね〜!」と他の3人が声をかけてくれ、とても嬉しく思いました。
10:15頃 2本目のダイブ開始
2本目はTwinsという島の近くで、最大15mの深さまで潜ります。耳抜きを慎重に行いながら、海底へ。
ここで、あすかさんからサプライズが!
「皆無事に合格」とホワイトボードに書いた後、海底でオープンウォーターライセンスカードの授与式が行われたのです。
嬉しくて思わず涙が出そうになりました・・・が、気圧の関係で涙は微塵も出ませんでした(笑)
4日間でこんな達成感を味わえるなんて、なかなか貴重な体験だったと思います。
耳抜きに自信が持てれば、もっとスキューバダイビングが楽しめることでしょう。次回は沖縄あたりで、Go Proでも持ちながらダイビングしてみたいな。
船から降りた後も、オープンウォーターライセンスが取れたことが、まるで夢のようでした。
ランチ休憩後にダイビング・ログブック(ダイビングの時間や深さなどを記録する本)に記入している時も、ぼーっとしすぎて、他の人の本に自分の名前を書いてしまったぐらいです。(←みきちゃん本当にごめんなさい)
無事にライセンス取得できて本当に良かったです!あすかさんや他のみなさん、本当にどうもありがとう!!
13:30頃 4日間の講習が終了
3日間お世話になったSun Smile Lodgeを後にし・・・・
次に向かうのはタオ島の港近くの別のゲストハウスです。翌日のあるイベントに参加するため、ここで友人と合流する約束になっていたのでした。
世界一周の最後なんで、はじけちゃいましょうか♫ 詳細は次回のブログで!