2016年4月19日 タイ・タオ島
3日目の朝。はじめての海洋実習の日です。
8:30 午前の学科講習開始
テキストの内容をおさらいした後で、学科のペーパーテストを受けます。選択肢式の問題ですが、テキストの内容がほぼそのまま出てきました。記憶を頼りに、あまり悩まずにチェックを入れていきます。
なんと、4人のうち私が一番早く終わってしまいました。
解答用紙を提出し採点をしてもらっていると、インストラクターのあすかさんがかなり苦い顔をしています。さらに「フー」という深いため息が漏れています。
戻ってきた解答用紙を見ると84点。8割以上が合格点なので、あやうく落第するところだったようです。危ない・・・!
テキストを見ながら間違った箇所を見直すと、他の人は皆満点近く取っているようでした。学生時代も選択問題は苦手だったっけ・・・。年を重ねてもそういうところは変わっていないようです(笑)
12:00 ランチ休憩
この日はBig Blueのすぐ隣のジャスミンレストランで、カツ丼をテイクアウトしました。
白米に粘り気はないものの、カツに関しては味も良く満足度は高かったです。このお店にはカレーライスや鳥の唐揚げ定食などもあり、日本人好みのメニューも豊富にあるようでした。
13:00 海洋実習へ
Big Blueから歩いて5分ほどの場所にあるサイリービーチへ向かいます。暑いため、ウェットスーツは持参し船の上で着ることになりました。
小さいボートに乗り込み、ダイビング専用の大きめな船に乗り換えます。
タオ島は、水温が他の地域に比べても温かく、波もそれほど荒くないため、ダイビングのライセンス取得に向いているそうです。
ダイビングの前に、泳ぎのテスト
あすかさんの指示で、私以外全員は器材をつけずに、船の周りを泳いで一周します。
メンバーの中で唯一泳ぐことができない私は、フィンをつけることを許されたというわけです^^;
デッキから手を離した瞬間に沈みそうで怖かったのですが、あすかさんに側についてもらいながら、何とか泳ぐことに成功・・・!ウェットスーツを着ていることで多少は浮力が増すようで、後半はひとりで船の周囲を泳ぎ、最初の地点に戻ってくることができました。
泳ぎのテストも無事合格。
14:10 いよいよ器材を装着し、海中に潜る
Mango Bayという水深12mの場所で、はじめてのダイビング。器材を身につけ、デッキの後方から海に向かって垂直に飛び込みます。
船の前方まで泳いでいき、海底に伸びるロープを全員で掴んだら、同じタイミングで一緒に海底へ降下します。
この一瞬が一番怖かったかもしれません。
前日にプール実習でやった通りにレギュレーターで酸素を吸おうとしますが、興奮して呼吸が浅くなってしまい、酸素がうまく吸えないのです。水面に浮上したい衝動に駆られましたが、海ではバディを組んでいてひとりで勝手に行動することは許されません。必死で心を落ち着かせ、呼吸を整えます。
冷静さをなんとか取り戻し、皆の後に続くようにして降下します。
「いける!」そう思ったのも一瞬、、、
今度は耳が痛くて仕方がありません。
耳抜きは耳が痛くなる前にしなければ意味がないそうです。耳が痛くなるたびに少しだけ浮上し(そうすると少しラクになる)、また徐々に降下する動作を続けます。潜る前に鼻をしっかりかんでおけばより耳抜きしやすかったと思いますが、私にはそこまでの余裕はありませんでした。
結局海底にたどり着くまでに10分以上かかってしまいました。(この時間はライセンステスト的にはアウトらしい)
海底までたどり着くと、インストラクターのあすかさんの指示のもと、プール実習で行った海中でマスクを装着したり、レギュレーター(酸素用のチューブ)を外したりする方法を全員で復習しました。
15:00 海面に浮上
減圧症を予防するため、海面から5mほどの場所に数分間待機し、全員で浮上。なんとか生還することができました。約50分もの間水中に居たことになります。
しかし水面に出て、マスクを外した瞬間。
まさかの鼻血でした。
どうやら耳抜きができないために、海中で鼻を強くかみ続けた結果出てしまったようです。
このあと、1時間ほど休憩を挟み、別のスポットでもう1本ダイビングを行いましたが、その時も水面に浮上しマスクを取ると鼻血が出ていました。
私は、粘膜が、恐ろしく弱かったようです。
海の美しさを感じる余裕は微塵もなく。
なんじゃこの辛さは!!
17:30頃 3日目のダイビング講習終了
不安が残った状態で1日を終えました。ダイビング中に耳に水が入ってしまったようで、周りや自分の声がこもってうまく聞こえなくなってしまいました。最悪です。
ひとりでダックヌードルでも食べようと、とぼとぼと通りを歩いていたら、バンコクからの夜行バスで一緒だったMakiちゃん・アリーちゃん・清水さんとばったり会いました。タオ島は狭いですね。
話を聞いてみると、清水さんはダイビング上級ライセンス所持者なのだそう。
ペットボトルのキャップ一杯に水を入れ、その水を私の片耳に注ぎ込んだのでした(!!)数秒待って体を起こすと、注いだ水が一気に外に出てきました。
清水さんによると、細かい水滴は耳の中に残るとなかなか出てきにくいらしく、そんな時は水を注ぎ込み一気に出してしまう方法があるとのこと。(←状態にもよるかもしれないので、詳しい人に相談してからやってくださいね)
その後、4人でタイ料理屋さんでごはんを食べ、宿に帰宅しました。
ライセンス・・・本当に取れるんだろうか?
落ち着かない状態で、ベットで眠りにつきました。