ボツワナ

有料ヒッチハイクに挑戦 in ボツワナ【前編】

更新日:

2016年2月2日 ボツワナ・ナタ

Elephant Sands Lodgeを出て、次の町マウンを目指します。宿の人にお願いし、行きに迎えに来てもらった口蹄疫の除染コントロールポイントまで車で送ってもらいました。

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ミニバスに乗れず・・・

カサネを朝7時に出たミニバスが、3時間後の10時頃に通過するのを見越し、私たちは9時半頃からバス停でスタンバイしていました。昨日のカサネからの移動で、私たちのバックパックの大きさがスペースを取ることもわかっていたので、安全策としてバスが来るのを待ちながら有料ヒッチハイクも試していくことに。

有料ヒッチハイクとは?

ボツワナでは移動手段として、バス・ミニバスの他に、有料ヒッチハイクが一般的に浸透しているようです。路上でドライバーに声をかけ車に乗せてもらいますが、降りる時に料金を請求されるか、事前に料金を交渉するかの二択です。私たちは事前にブログ等でだいたいのバス料金の相場をチェックしたため、その額を目安にしてヒッチハイクを試みました。

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有料ヒッチハイクは意外と難易度が高い

大型車・軽トラックが来るたびに、積極的に声をかけていきます。

  • 手を振って「乗せられない」とNGサインを出してくれる人
  • 無視して高速スピードで走り去っていく人
  • 関心を持ってくれても、車が小さいため荷物を乗せられないことも

これは意外と難しそうです・・・

 

30分が経過したところで、 ミニバスがやってきました。

ただし、超満員です。(立って乗車していた人もしました)

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私たちの荷物も超ビックサイズですし・・・乗れそうにありませんね。

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ミニバスを利用するつもりなら、アフリカ旅は荷物をバックパックにコンパクトにまとめるべきですね。荷物が大きいと交通手段がかなり制限されますので・・・。(ミニバスのドライバーにも荷物を小さくすべきだと助言されました)

次のバスが来るのは3時間後の13時。どうやら、有料ヒッチハイクに賭けるしかなさそうです。

 

現地人と有料ヒッチハイクバトル

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猛暑のなか、ヒッチハイク再開

ここでちょっとしたハプニングが。

さきほど乗れずに通過したミニバスが、数十メートル先で止まり、ぞろぞろと現地人がバスから降りて来たではありませんか!何やら、ドライバーが料金の払い戻しまでしています。車が故障し、これから代車が来るとのこと。

次のミニバスが来るのを待つのか?と思いきや、現地人までもがヒッチハイクをし始めてしまいました。むむむ、この展開はまずい・・・

 

アジア人4人 vs  ボツワナ人20人

この場合、現地人が圧倒的に有利でしょうね(笑)

しかし、驚いたことに現地人ですらドライバーたちに冷たくあしらわれていました。
まじで?難易度高すぎ!

 

そこに、欧米人を乗せたツアートラックが除染コントロールエリアに入ってきました。除染エリアでは乗客全員が下車し、靴の消毒をするため歩いて通過しなければなりません。

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これはチャンス!

同じ外国人ということで同情して乗せてもらえるかもしれない。

私は彼らのもとに駆け寄り、ツアーリーダーを探しました。ツアーリーダーは親身になって私の状況を聞いてくれたのですが「会社の方針でツアー以外の人を車に乗せることができない。」と申し訳なさそうに言いました。そりゃそうか・・・。逆にしっかりした会社だなと感心しました。ツアー客たちも私たちに同情し、激励の言葉までかけてくれました。

 

気を取り直し、除染コントロールエリアを立ち去ろうとした時、タイミングよく現地人2人が乗った軽トラックがやってきました。後ろの荷台スペースは広く、荷物がタイヤ1本しか載せていないようです。これはチャンス!

ドライバーに事情を説明すると、思いがけずドライバーが動いてくれました。

ちょっと待ってて。一応君たちを乗せて問題ないか、そこの警察官に聞いてくるから
N
やった!

喜んだのもつかの間、ドライバーが車を離れた直後に、ニバスから降りた現地人が次々と荷台に乗り込み、あっという間に荷台を占拠してしまいました。隣に居たけんたくんも「(現地人が)先に行ってくれたほうがむしろ助かるんだけど」と愚痴をこぼしていました。

諦めてその場を離れようとしたところ、ドライバーが私たちの前にやってきて「4人だけならいいよ」と声をかけてくれました。ドライバーは思ったよりも誠実な人だったようです。

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結局現地人も一緒に軽トラの荷台に乗り込んで出発です。私はドライバー席を背中側にして乗っていたため、風の抵抗をあまり感じずに済みましたが、一緒に居た3人は目も開けられないほどの強風に煽られていたようです。

約1時間後に、ナタ中心部のガソリンスタンドで下車しました。この時点で12時頃でした。

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料金は乗車時によく確認しなかったのですが、これも有料ヒッチハイクなのでしょう。ミニバスの目安料金を参考にして、切りよく4人で50プラ(約500円)をドライバーに渡しました。振り返ると、現地人もいくらか払っているようでした。

周囲の人に尋ねると、ここはバス停としても使われているらしく、13時発のマウン行きのミニバスがあるそうです。朝ごはんもロクに食べていない私たち。次のバスに乗るまでひと休憩することに。

 

ガススタンドでランチタイム

ガススタンド併設のコンビニには、テイクアウトの総菜コーナーと休憩スペースがありました。超絶美味しい・・・!!

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ボツワナビーフとマカロニのセット(24.5プラ=約260円)

なんと、ここには無料のwifiとトイレまでありました。

有料ヒッチハイクが成功した興奮と、予想外の良い休憩スポットにすっかりテンションが上がっていました。さて、無事にマウンまで辿り着けるのでしょうか?

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札幌在住。これまで訪れた国は68カ国。 趣味は登山やヨガなど。コーヒーが好きです。

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