photowise

旅が好きな人のための情報系写真ブログ

タンザニア

【キリマンジャロ5日目】あっけない結末

2017/02/08

キリマンジャロ登山4日目

2016年1月8日

6:45 下山開始

キリマンジャロの頂上でご来光を眺めた後は、ベースキャンプのキボハットに向け出発。頂上での余韻を楽しみたいところだが、標高が高いため体への影響を考えて滞在する時間は約15分と最小限に留めた。アニータの高山病も心配だ。

Uhuru PeakからStella Pointの道のりはこんな感じで、雪が積もっている。

IMG 20160108 071907th

アニータの調子は依然良くなかった。本来であれば私にガイドとしてマンツーマンでつくはずだったアスマニは、完全にアニータにつきっきりになっていた。

Stella Pointからは岩場が続く地獄の道。私は登りよりも下りのほうが苦手で、下りが続くと膝がすぐにガクガクになってしまう。Gilman’s Pointから下は柔らかい砂地になっていたため、スキーみたいに直角に滑り落ちるようにして下山した。

IMG 20160108 084606th

 

9:30頃 キボハットに到着

高山病のリスクを避けるため、仮眠30分+食事30分で約1時間後にはキボハットを出るという。山小屋でベットに横たわった時、約9時間半にも及ぶアタックがようやく終わったことを実感した。寝たかどうかわからないような仮眠のあと、朝食兼昼食のパンときゅうりスープを食べた。

 

11:00 キボハット出発

キボハットからの帰り道、初日のマラングゲートで顔を合わせた日本人3人組とすれ違った。

直前にアスマニに「大変だったとか、余計なことは言うな。軽く挨拶だけにしておいて。」と耳打ちされていたので、頂上は綺麗だったとか当たり障りのないことを言って別れた。確かにこれからアタックする人に不安な情報を与えても誰もトクはしないのだ。アスマニは気遣いもできる素晴らしいガイドだった。

ホロンボハットまでの道のりはとても長く感じられた。この時点で私の膝は正常に動かない状態になっており、アスマニをかなり待たせてしまい、申し訳なく思った。

 

14:00頃 ホロンボハットに到着

山小屋でアニータと無事合流し、高山病が回復してきている姿を見て安心。食欲も出て来たようだ。ふたりで何度もキリマンジャロに登頂できたことがまるで夢のようだったと言い合った。

18時頃早めの夕食をいただき、20時頃には就寝。あまりに疲れていたので、一度もトイレに起きることなく朝の5時頃まで爆睡した。

 

 

キリマンジャロ登山5日目

2016年1月9日

6:00起床

山小屋から外に出ると、朝焼けが美しかった。

IMG 20160109 061333th

登山中は、毎日ポーターが洗面器に温かいお湯を用意してくれていた。これで毎朝顔を洗ったり、1日の最後に足を洗ったりできたので、おかげで快適に過ごすことができた。

IMG 20160109 061643th

 

8:00頃 朝食のあとは下山

同じ日程で登ったメンバーと記念撮影。ケニア、ドイツ、カナダなど国際色溢れるメンバーで、山小屋での雑談で自然と仲良くなっていた。

IMG 20160109 071916 2th

次はチームで記念撮影。この5人は最後まで私をあたたかくサポートしてくれた。左上からシェフ、ポーター3人、左下ガイドのアスマニ。

IMG 20160109 074114 1th

皆で登頂記念のキリマンジャロの歌を歌ってくれ、ここでマラングベースで活動するシェフとガイド2人とはお別れ。ツアー料金自体はチップ込みで支払っていたが、彼らがあまりに素晴らしい働きをしたため、ひとりひとりにお礼を言いながら、追加でチップを渡した。

 

皆次々と下山をはじめる。ホロンボハットから入口のマラングゲートまでは約20km。行きは2日間かけて登って来たコースを数時間で一気に駆け下りるのだ。通常であれば5〜6時間かかるが、私の膝の状態だと7時間ぐらいかかるかもしれない。そんな不安を私は前日にアスマニに伝えていた。

 

すると、彼から驚くべき言葉が告げられる。

「これからレスキューカーに乗るよ」と。

IMG 20160109 105013 1th

彼は前日にレスキューチームに私が自力で下山できるか相談していたようだった。

 

私も自力でマラングゲートまで下山したい気持ちはあった。

ただ、前日の時点で下山に時間がかかっていると自分でも気づいていたし、素直にアスマニの指示に従うことにした。レスキューカーは無料で、高山病の症状が酷い人を主に登山口まで搬送するものだった。

11時すぎにレスキューカーがやってきて、約1時間ほどであっという間に入口のマラングゲートへ辿り着いた。レスキューカーに乗っていた登山者は私ひとりだった。私が元気がないことに気づいたのか、アスマニは「無事に登頂したのだから、無理してまで自分の足で下山する必要はない。膝を悪くするかもしれない」とか「君はよくやった」などと私に何度も声をかけてくれた。

 

最後にレスキューカーで下山だなんて、情けない。

複雑な心境だった。

ただアスマニが居なかったら、私はキリマンジャロ登頂に成功できなかったかもしれないと思うと、彼のアドバイスに最後まで従うのは本望だった。

IMG 20160109 122359th

ありがとう、アスマニ。

最後は少しラクしてしまったものの、キリマンジャロ登山は世界一周の旅の中でもダントツで印象深い思い出になった。
世界一周ブログランキングに参加しています。
↓クリックしてくれると励みになります
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

スポンサーリンク

キーワードで検索する

-タンザニア
-

N