2日前にこの事件をネットニュースで知り、ずっと胸がモヤモヤしていました。
2016年11月19日にコロンビアのメデジンで起こった事件です。
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被害者を失ったご両親や友人の悲しみは、計り知れません。ふと、何故こんなにもモヤモヤするのだろうと理由を考えてみたところ、恐らく「自分に起きてもおかしくない事件」だったからなのではないかという考えに辿り着きました。
世界一周は常に危険と隣合わせ
世界一周中に遭った出来事を振り返ってみると、私も何度か危ない場面に遭遇していました。
・キューバーハバナのバスの中で盗難未遂、葉巻詐欺にも遭う。
・エチオピアー道端でスマホの盗難に遭い「犯人の場所を知っている」という子どもの言葉を信じ、犯人の家にスマホを取り返しに行こうとした。(途中で賄賂を要求され、断念)
同時期に旅をしていた仲間のなかには、道端で首絞め強盗に遭ったり、ナイフで体を切りつけられたりした人もいます(どちらも中南米)。皆命を落とさずに帰国していますが、最悪のシナリオも十分に考えられます。今回の事件により、あらためて世界一周は常に危険と隣り合わせだったということを再確認させられました。
年末年始の中南米は特に注意して欲しい
おせっかいかもしれませんが、年末年始シーズンに中南米を旅する人たちへ一言伝えたいことがあります。年末年始は、犯罪者たちが出稼ぎに来るシーズンとも言われており、治安には十分に注意して欲しいのです。
カウントダウンなど大勢の人が集まるイベントに行く場合も、自分の身の安全性が確保できるのかよく考えてから行動するべきだと思います。(年末年始は、基本的に治安が悪い都市部を避けて過ごすのが無難です)
数年前、エクアドルのグアヤキルで日本人の新婚夫婦が流しのタクシーに乗り、殺害された事件がありましたが、事件が起こったのも年末年始でした。また、ウユニ塩湖に日本人が殺到する雨季の1月〜3月あたりの南米も、日本人をターゲットにした犯罪者が多いようなので、普段以上に注意が必要なのです。
海外で自分の身を守るためにできること
あらためて、治安が悪い場所を旅する時に気をつけていたことをまとめてみました。
・宿にチェックインした時に、周辺情報(治安の悪いエリア等)をよく確認する
・治安が悪い場所では、電子機器を道端で出さない
・多額の現金を持ち歩かない
・不安な地域では、バックを持たずに、マネーベルト等に必要最小限のお金だけ入れ外出
・あまり小綺麗な格好で出歩かない
・夜間は基本的に出歩かない
・バスでの移動中はサブバックは体から離さないようにする(荷物棚や足元に置くのは危険)
・一人ではなく、複数人数での行動を心がける
・旅仲間と治安情報を含め情報交換をするなど
長期旅行になればなるほど、常に気を張って旅を続けることは難しくなります。私自身も、同時期に旅している仲間からの「旅先での情報(もしくは噂話)」や「ブログ」にはかなり助けられました。情報交換することでお互いへの注意喚起にもなります。緊張感を持って旅を続けることができたのは、彼らのおかげだと思っています。
最後に、コロンビアの事件で亡くなられた被害者の方のご冥福を心よりお祈りします。