世界一周総括シリーズ第四弾は、カメラの話。
先日、世界一周中に使っていたCanon EOS6Dとレンズをメンテナンスに出した。いろいろと勉強になったので、情報としてシェアしたいと思う。
1年6ヶ月間、世界を一緒に旅したカメラ
旅の後半では、レンズはピントが合いにくくなっていたし、ボディはダイヤルモードの蓋が取れたり、側面のラバーや底面の塗装なども剥がれたりしていた。恐らく旅中に何度かカメラを落下させたことや、砂漠や滝などのハードな環境でも使っていたことが原因だろう。
まずは修理料金の見積もりから
キヤノンサービスセンターへカメラとレンズを持ち込んだ。ここではシャッター回数を確認してもらったり、簡易的に修理料金の見積もりを出してもらうことができる。
確認した結果、シャッター回数は5万回ほどで、10万回ぐらいまではシャッターユニットを交換せずに使えるだろうとのことだった。(ちなみにこのカメラを購入したのは約2年前)。
そして約10分後、提示された修理料金に思わず耳を疑う。
ボディとレンズあわせて約6万円。
ひぇ〜。
どうやらレンズ内部に砂が入っているため、分解清掃を伴う修理になるらしい。「もう少し安くなりませんか?」と聞いてみると、ボディ・レンズともに簡易的に清掃する方法があり、ボディ・レンズ合わせて約40,000円ほどで修理できるとのこと。撮影するのに支障がなければそれでいい。
なお、キヤノンサービスセンターでカメラを修理に出す場合は、キヤノンフォトサークルに入会すれば修理料金が2割引になる。ちなみに年会費は5,400円(*2016年6月時点)。修理金額にもよるが、今回の修理の場合はフォトサークルの年会費を支払っても通常より5,000円ほど安くなる計算だったため、入会することにした。
ゴールデンウィーク前の4月末に修理に出し、2週間ほど修理期間がかかると言われたが、ゴールデンウィーク明けにはサービスセンターから修理が終わったと電話があった。さすがキヤノンである。
こんな部分が劣化していた!
まずはカメラの正面から見ていこう。(上記の6D外観図参照)
- シャッターボタンにギシギシ感あり・・・①
- モードダイアルのキャップ(撮影モードのマークが書かれている蓋)の外れ・・・④
- ボディのラバー部分が剥がれている・・・⑨
- セットボタンが効かないことがある・・・⑮
- ホットシューにサビ
- スクリーン汚れ(カメラ内部)
- 底部分の塗装剥がれ
以上、実際にかかったボディの修理料金は21,811円(*フォトサークルの修理割引適用後の料金)
交換した部品:ラバー、カバーユニット(上部・後)、フォーカシングスクリーン、メカ機構部品
レンズEF24-105mm F4L IS USM
- ズームを廻すと砂が入っているようなシャリシャリ音(レンズの動き自体も悪い)
こちらの修理料金は14,135円(*フォトサークルの修理割引適用後の料金)
交換した部品:フォーカスユニット、メカ機構部品
生まれ変わったカメラとレンズに大感動
修理で返却されたカメラ・レンズは落下時のこすり傷をのぞき、新品同様といってもいいぐらいの状態になっていた。(修理前の写真を撮るのを忘れてしまったため、比較ができず申し訳ない・・・)ボディ底部分の塗装剥がれは、技術者が綺麗に塗り直してくれていて嬉しかった。これで今年の夏も楽しく撮影できそうだ。
後日談・・・
カメラ修理後、海外旅行保険の保険金申請をしてみたところ、なんとこのカメラの修理代も全額保険でカバーできてしまった。
海外旅行保険には、携行品損害補償という項目があり、盗難だけではなく、電子機器の場合は液晶モニターの割れや動作不具合などでも適用可能なことがある。その場合申請に必要なのは、修理料金の見積もり書もしくは修理完成時の領収書なので、必要に応じて販売店やメーカーに発行してもらおう。最終的に保険金の申請を認めるかどうかは保険会社の判断によるので、申請するだけでもしてみたらいいと思う。海外保険さまさまである。
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