私が好きな写真家の話をします
William Eggleston(ウィリアム・エグルストン)です。
メンフィスというアメリカ南部の街に生まれた写真家です。時代がまだモノクロ写真が主流だった1970年頃に、ニューヨークのMOMA(ニューヨーク近代美術館)で世界初のカラー写真の作品展を行い、カラー写真のムーブメントをいち早く築いた先駆者としても知られています。
アメリカ南部の小さな街を車で廻り、変哲もない街角やポートレイトを撮影して作られた写真集が「Los Alamos」(左)です。
Egglestonの憂いを帯びたような夕暮れの光の加減が好きです。Egglestonの影響で、アメリカ南部は私の中でずっと憧れになっています。
今アメリカ南部に行っても、この70年代の感じはもう完全に失せているのかな?メンフィスはブルースやエルビスの故郷としても有名らしいので、街の電飾などでガヤガヤしているかもしれません。Egglestonの故郷、行けたら行ってみたいな。
ニューヨークのMetropolitan Museumには、Egglestonの作品が所蔵されているようなので、トランジットでニューヨークで降りて、美術館には寄ってみようかなと思っています。