2018年10月21日(月)鹿児島県・屋久島(屋久島旅行3日目)
5:00 登山弁当を受け取りに「島むすび」へ
前日に電話で注文したお弁当を受け取りに行きます。お店の方は「今日は天気が良さそうだからラッキーだね」と声をかけてくれました。屋久島は雨が多いので有名らしいのですが、果たして雨に降られずにトレッキングできるのでしょうか?!
約10時間のトレッキングなので、朝・昼しっかりいただきます。(ふたつで1,200円でした)
場所
5:30 屋久杉の家のオーナーさんが車で迎えに来る
宿泊先の屋久杉の家のオーナー尾山さんが、車で迎えに来てくれました。
宮之浦から白谷雲水峡までは公共のバスもありますが、始発のバスは8時台です。日帰りで縄文杉を見るには6時頃には登山口にいたほうがいいというアドバイスをもらい、白谷雲水峡の入口に車で送ってもらいました。道中はかなりのグネグネ道だったので、暗いなか自分たちで運転するのはきっと大変だったと思います。
場所
6:00 白谷雲水峡の登山口に到着
尾山さんと別れ、白谷雲水峡の管理小屋で山岳部環境保全協力金を支払い入山します。私たちは荒川登山口からの片道バス券を事前購入した際に、協力金1,000円を納入済みだったため免除されました。縄文杉に日帰りで行く場合は1,000円、山中泊まりだと2,000円の保全協力金を支払うルールになっているようです。(入口〜辻峠までだと500円 ※2018年度情報)
辺りは暗いため、ヘッドライトをつけて歩き始めました。
今回一緒に縄文杉トレッキングに挑戦するのは、元同僚の友人Sさんです。2016年に富士山も一緒に登り、現在はフルマラソンにも挑戦している彼女。私が彼女についていけるかどうか心配なぐらいです。
最初に岩場があります。暗いと危険なので、慎重に足を進めましょう。
太鼓岩往復コースでショートカット
私たちは白谷雲水峡から縄文杉へ行くため最短の太鼓岩往復コースをとりました。下の白谷雲水峡マップをご覧いただくとわかると思いますが、白谷雲水峡には杉を楽しめる弥生杉コース、奉行杉コースもあります。今回は時間の都合でこれらの杉コースをスキップしましたが、また屋久島に来ることがあればぜひ歩いてみたいですね。
参考 白谷雲水峡マップ
辻峠へ向かう吊橋を渡ったあたりで、辺りが徐々に明るくなってきました。
道の真ん中に切断された木がありましたが、その断面ですら美しかったです。まるでオブジェのよう。
途中、川を渡るスポットもあります。(増水時注意)
しばらく歩くと、くぐり杉が迎えてくれます。
見るものがすべて新鮮です。こんな木、北海道にはありません。
苔むす森へ。朝日がさしてきました。
とにかく、大自然のエネルギーに満ち溢れている感じです。苔むす森は、日中時間をかけて一眼レフで撮影したいなあと思いました。太鼓岩の分岐点(辻峠)にやってきました。
太鼓岩へは片道15分ほどですが、道は思ったよりも険しく、木々の間をくぐりぬけていくようなコースです。足元&頭上両方、常に注意するようにしてください。(友人が登りの時に木に頭をぶつけていました・・・)
8:00 太鼓岩で休憩
太鼓岩にやってきました。思ったより狭いんですね?
朝日を浴びながら、大自然のエネルギーをチャージ!屋久島って島の面積の9割が山なんですって。
ここに来るまでに写真ばかり撮っていて、時間が押していることに気づいたので、急ぎ足で辻峠に戻りました。
(この杉を見た瞬間、ヨガのイーグルポーズをやらずにいられませんでした...)
気になっていたヒメシャラの木です。他の植物に共生されるのを避けるため、樹皮を自ら脱皮するのだそうです。
辻の岩屋と呼ばれる写真スポットも見逃せません。もののけ姫のヤマイヌたちのすみかのモデルになっているとか?
辻峠からは、1時間ぐらいかけて急な坂道を下っていきます。縄文杉を見た後、白谷雲水峡へ戻るルートで最初は考えていたのですが、やめておいて正解だと思いました。登りは相当きつそうです。
※途中でおにぎり弁当も美味しくいただきました。
9:10 楠川分かれに合流
ひたすら無言で下山し、なんとか予定時刻9時頃に楠川分かれに到着しました。ここは、荒川登山口からやってきた人たちと合流するポイントです。
ここから3.7km(約1時間)ほど、トロッコ道を歩いて行きます。平日のせいなのか、すれ違う人はこの周辺ではほとんどいません。
このあたりはトイレも整備されていて...と思いきや、故障中でした。
どんどん先を進んで行くSさん。早いよ...
途中、左側に翁岳(1,860m)が見えました(左の尖った山です)。屋久島で4番目に高い山らしいです。尖った感じがフィッツロイっぽいです。
10:20頃 大株歩道入口に到着
トロッコ道の最終地点まで来ると、ウィルソン株や縄文杉へ続く大株歩道への入口です。
看板には午前10時までに出発してくださいと書いてあり、わずかに時間オーバーであることが懸念されます(笑)
橋を渡ったあたりに給水スポットがあり、水筒にお水を補充しておきました。水洗トイレもあるので、心配な方はここで一度用を済ませておくと安心かもしれません。ここから先は携帯トイレしか使えないようになっています。(縄文杉よりも奥に行くとトイレが使える小屋があるようです)
参考 屋久島トイレマップ