2015年4月6日 コロンビア・メデジン
この日はひとりでメトロに乗り、ボテロ広場へ行ってみることにしました。
ボテロ広場といえば、ボテロの彫刻が有名ですが、観光客を狙ったひったくり・強盗などが多発する危険スポットのひとつとのこと。ここは、気を引き締めて臨まなければ。
コロンビアの国民食「バンデハ・パイサ」を食べてみた
Parque Berrío駅で下車し、ボテロ広場に向かう途中、食堂で軽く腹ごなし。今思うとこんなローカル食堂に、よくひとりで入ったなぁ、と思うのですが・・・。
メデジンの宿でカナダ人の女の子に聞き、どうしても食べてみたかったのがこちらのメニュー。
Bandeja paisaというコロンビアの国民食です。もともと労働者のために考案されたらしいこのビックボリュームの定食は、イギリスのアレにそっくり。
British Breakfastですね。
違いといえば、パンがごはんに変わったぐらいでしょうか。コロンビアはスペイン、アフリカのほか、19世紀にフランスやイギリスの植民者などが食文化を持ち込んだとも言われています。ちなみにBandeja paisaはジュース付きで9,400ペソ(当時約420円)。案の定、ボリュームが多すぎて食べきれませんでした。
Antoquia Museumでボテロの絵画を見てみよう
いよいよボテロ広場にやってきました。広場でカメラを取り出すのはそれなりの勇気が必要で、銅像の前でのひとり記念撮影はやむなく断念。せめてボテロの絵画だけでも見ておこうと、目の前にあるAntoquia Museumに入ってみることにしました。
入場料5,000ペソ(当時約225円)。大きな荷物はクロークで預けるよう指示されました。
かつて市庁舎として使われていたアールデコ調の建物は改装され、現在コロンビアで二番目に古い美術館として一般開放されています。
メデジン出身の画家ボテロの作品は、3Fに展示されていました。
ボテロの作品を一言でいうと・・・描かれている対象物がすべておデブ!!
Antoquia Museumには、サーカス団の生活が描かれた作品が展示されていたのですが・・・
サーカス団らしからぬ、この女性の豊満さに、目が釘付けに(笑)
※特に、女性の肉のヒダが凄い。
おっぱい丸出しで小屋から外の様子を伺う女性。それにお構いなしに、黙々と作業をこなす他の人々・・・
何だかとってもシュールなのです。
ボテロの視点はとてもユニークで、「美しさ」って何なんだろう?と私たちに考えさせるメッセージが隠れているような気がします。(ボテロはただのデブ専だったのかもしれませんが・・・)
館内にはボテロワールドを体感できる撮影コーナーもあります。
ボテロになりきれてない消化不良感はありますが。
館内にはボテロ以外にも私の大好きな現代美術の写真や陶器の展示などもあり、小1時間半ほど鑑賞を楽しみました。
ブタの貯金箱って、コロンビアにもあるの?!
最後にAntoquia Museumを出る時・・・ボテロ広場を堂々と撮影できるスポットを発見してしまいました。
そう、美術館の正面出入口です!隣に警備の方も居るため、比較的安心して撮影できました。とはいえ、遠くから強盗に目をつけられて跡をつけられたら意味がないので、5秒ぐらいでささっと全体感だけ撮りすぐにカメラをしまいました。
ひとりじゃなかったら、ボテロの銅像や教会なんかも撮影できたのになあ・・・と思うのですが、何事もなく世界一周から帰国できたのは、このビビリ症のおかげかもしれません。以上、びびりながらのボテロ広場散策レポートをお届けしました。
場所
*以上、2015年4月時点での情報をもとに記事を作成しました。(1,000コロンビアペソ=約45円で計算)