2015年12月19日 エチオピア・ジンカ
この日は日本人グループと一緒に、ムルシ族ツアーへ。
朝の6時に集合し、ミニバスで1時間半ほどかけ山奥のムルシ族の村に到着です。
モデル撮影会のはじまり
ここまでのブログ記事を読んでくれた方ならお気づきかもしれませんが、エチオピア南部の民族はタダでは撮影させてくれません。彼らはビジネスとして割り切っており、撮影料も大人1人につき10ブル、子どもなら5ブルなどと相場が決まっているようでした。(1ブル=5.5円 *2015年12月時点)
「撮影前には必ず僕に声をかけて」とガイドのソロモンが言いました。
ムルシ族は気性が荒いらしく、撮影金額の交渉でモメることもあるようです。この時はソロモンが間に入り、交渉から撮影までスムーズに案内してくれたおかげで、私たちは快適に撮影することができました。好みのムルシ族に声をかけ、一人のみとか、何人かセットで撮影したい等要望を伝えることも可能です。
エントリーNo.1 少年たち
動物のツノのイヤリングと、右端の子の個性的なボディペイントがうまい具合にマッチしています。
エントリーNo.2 子連れムルシ族
子連れ女性たち。個性的なかぶり物と唇にはめたムルシ族の皿が目を引きます。ちなみに一番右にいる女性が持っているお皿は1枚60ブルぐらいで売っていて、お土産用に買っている人もいました。
エントリーNo.3 トップモデル風ムルシ族
立ち方もサマになっていますね。ムルシ族のスーパーモデル?お皿と顔のペイント柄を合わせてあるあたりにセンスを感じます。(ただし乳房は垂れています)
エントリーNo.4 少年たち2
ボディペイントに、現代的なアートセンスと可能性を感じますね。
エントリーNo.5 ムルシ族の貴公子?!
憂いを含んだ表情、佇まいがムルシ族のプリンスのようです。
エントリーNo.6 ムルシ族ファミリー(全体的に濃いめ)
集合撮影用になんとなくピックアップしてみましたが、ちょっとくどくなりました(笑)。特に左から二番目の男性は劇団四季にしか見えません・・・。
ムルシ族を撮影するコツ&注意点
事前情報では、モデル1人あるいは1グループに対し、1回分の撮影料(10ブル)で1カットしか撮影できないと聞いていましたが、撮影前にちゃんと交渉すれば、複数カット撮らせてくれたり、ムルシ族と一緒に記念撮影することもできます。
最初はムルシ族はどれだけ凶暴なのかとハラハラしていましたが、途中「私も撮って!!」と手を強めに掴まれたりしたぐらいで済みました。撮影料を渡し、撮影前の交渉(何パターン撮影できるかなどの確認)をしておけば、トラブルもないでしょう。
5人で参加したこのツアー料金はひとり760ブル(約4,180円)
※ムルシ族へのチップ、護衛用の警察へのチップ、ガイド料、ムルシ国立公園への入場料、ミニバス代なども含む。その他撮影料として私の場合は100ブルほど使いました(小さなお札を用意していくと便利)。村での滞在時間は約1時間ですが、伝統的な装飾やペイントに身を包んだムルシ族を見ることができ、大満足のツアーでした。
ガイドのソロモンはエチオピア南部にしてはかなりしっかりとしていて、ムルシ族の扱いも手慣れており、金銭面でのトラブルは一切ありませんでした。強いて言えば朝30分ぐらい遅刻してきましたが、私たちのために朝ごはん用のパンまで買ってくれたりと気遣いもできる素晴らしいガイドでした。
午後にはジンカへ戻り、町を散策です。そこで新たな悲劇が待ち受けていようとは、この時は予想もしていませんでした。
*以上、2015年12月時点での情報をもとに記事を作成しました。(1ブル=約5.5円で計算)