2015年12月14日 エチオピア・メケレ
ダナキルツアーから戻った翌日、早朝発のバスでメケレからアディスアベバへ向かいました。メケレのwifiは使い物にならず、今後の旅の調べ物をするため、一刻も早くアディスアベバに戻りたかったのです。
まさかの事態に・・・
早朝メケレでバスに乗り込むと、私の席にエチオピア人が座っていました。
まさかのダブルブッキングです。
メケレ〜アディスアベバ間のバスは人気路線で、混雑している時には数日先のチケットしか取れないこともあるそうです。前日にチケットを購入できラッキーだと思ったら、こんなトラップが隠されていたとは・・・
メケレからアディス行きのバスが、まさかのダブルブッキングで、最後列の5人席を6人でシェアした結果、私の両脇の男性ふたりが吐き始めてなかなかのカオス
— N@Sapporo (@finsbury19)
途中ランチ休憩がありましたが、もらいゲロを恐れ、食事はバナナやオレンジなどの果物だけで済ませました。アディスアベバに着いたのは、メケレを出てから14時間後のことでした。
念願のアフリカ縦断仲間あらわる
ダナキルツアーで知り合った世界一周中のけんちゃんに連絡すると、まだアディスアベバの宿に居たため、彼が泊まっているWutma Hotelに直行しました。
夜ごはんを一緒に食べながら、今後のルートについて話し合います。けんちゃんもこれからエチオピア南部の民族巡りをしてから、ケニアへとアフリカを南下していくとのこと。
エチオピアの少数民族を見るには、現地のガイドのツアーに参加することになりますが、その場合はひとりより複数で申し込んだほうが料金的にも絶対オトクです。お互いの利害が一致したこともあり、とりあえず行けるところまで一緒に南下していこうということになりました。

エチオピアのネットが死にすぎて、ケニアビザの申請もままならない。
— N@Sapporo (@finsbury19) December 15, 2015
けんちゃんの話によると、エチオピア南部の小さな町では、wifiがほぼ通じないそう。ケニアへは陸路で国境越えするため、南部に行く前に次の国ケニアビザをオンラインで入手しておきました。(実際には国境でもビザは取得できるようでした)*2015年12月時点
エチオピア南部の町へ
まずはアルバミンチの町を目指します。(アディスアベバ→アルバミンチ ローカルバスで145ブル=約800円。荷物代として荷物1個につき10ブル=約55円)
エチオピア南部の旅のルート(アルバミンチ→カイアファール→ジンカ→コンソ→モヤレ)
アディスアベバからアルバミンチまでの移動は約8時間。アルバミンチに着いたのは15時頃でしたが、翌日カイアファールで木曜マーケットが開かれることを知り、その日のうちにカイアファールまで移動することになりました。(後でかなり無謀な移動だったことを知るのですが)
アルバミンチからはぎゅうぎゅう詰めのマイクロバスに乗り、約6時間かけ、22時頃カイアファールに到着しました。(料金160ブル=約880円荷物代込み)2人がけの椅子に3人で座ったりと、半ケツの状態が続いたため結構きつかったです。
カイアファールの町に到着するやいなや、わずかな灯りを頼りに宿探し開始です。近くにあったNasa Pensionで空室を聞きましたが、あいにくフルとのこと。そこに運良く通りかかったのはNasa Pensionに泊まっていた日本人グループ。彼らはとても親切ですぐ隣にある別宿に案内してくれ、私たちは最後に残っていた一部屋に宿泊することになりました。
夜遅かったので周囲のお店は閉まっていましたが、Nasa Pensionの従業員に頼み込み、特別に野菜パスタを作ってもらい食事にありつくことができました。その日は相当疲れていたようで、泥のように眠ったのでした。
カイアファールの宿情報
カイアファールでは木曜マーケット見学、民族巡りツアーも含め3泊しました。
ミレニアム
ダブルベットルームに1泊(1室100ブル=約550円)しました。
カイアファール到着日に泊まった宿で、Nasa Pensionの裏手にあります。私たちが案内されたのは電気がつかない部屋でした。
※トイレ・水シャワーは共同。wifiはもちろん無し。2泊目にNasa Pensionに移ったものの、水周りはこちらのほうがマシだと思い、3泊目にまた戻って来ました。家族経営で、言葉が通じにくかったですがアットホームな宿でした。(チェックアウトの時にチップを要求されましたが笑)
Nasa Pension
ダブルベットルーム(1室100ブル=約550円)
部屋にトイレ・シャワーはついていますが、水の出と換気が悪くトイレの悪臭が酷かったです。シャワーは、滞在中に一度も水が出ませんでした。エチオピア南部のインフラは恐ろしく悪いです。
中庭にレストランがありますが、メニューは「インジェラ・パスタ・パン」しかありません。カイアファールの食事事情は、アディスアベバとは比較できないほど貧しいようです。
エチオピア南部の町の安宿は、どこも南京虫が出てもおかしくレベルなので、ベットにビニールシートを敷いて寝ました。ちなみに蚊が多くマラリア感染地域なので、蚊帳はベットについているところがほとんどです。
*以上、2015年12月時点での情報をもとに記事を作成しました。(1ブル=約5.5円で計算)