2015年8月28日 スペイン・マドリッド
マドリッドでバスカーについていってみた
宿泊したマドリッドのホステルで、台湾人のイーミンと出会いました。彼はホステルのスタッフとして働きながら、空き時間にバルーンアートでバスキングをしている旅人です。
バスキングに興味を持った私は「写真撮らせて」とイーミンのバスキングについていってみることに。同じドミトリーに宿泊していた日本人男性と3人でソル広場に繰り出します♪
ソル広場の廻りには、大道芸人がいっぱい。警察はほぼ黙認しているようですが、通行の邪魔になりそうな場所でバスキングをやるとすぐに退去するよう注意されてしまうんだとか。
慎重に場所を選んだイーミンは、ディスプレー用に手際良く風船を作って並べていきます。
すると、女の子が近づいてきました。
イーミンによると、風船の中に入れると光るパーツ(白いハートの風船の中に入っているもの)は、単価が高いため1日に2個ぐらいまでしか使えないらしいのですが、女の子は迷わず光る風船をチョイス!
お代はその都度お客さんに決めてもらうそうで、イーミンが最小50セントと言うと、母親は本当に50セントしか入れてくれませんでした。うわ、シビアだなぁ〜!!
その後カップルや親子もやってきて、2時間ほどで数ユーロの収益に。
バスキングを終えたイーミンは「よし、今日は皆で乾杯だっ!!」と私たちにワインとスナックをおごってくれました。バスキングで稼いだお金は、イーミンの旅の資金になるはずなのに・・・
イーミン、優しすぎるっ!!!!
もしイーミンを世界のどこかで見かけることがあれば、ぜひ風船を購入してみてください。Thank you, Yi Min for the wonderful time! I hope we can meet again somewhere in the world:)
マドリッドで泊まったホステル
San Juan Hostel(ドミ1泊12ユーロ:朝食付き)
オーナーさんがアルゼンチン出身の男性で、アットホームな宿です。地下鉄ソル駅から徒歩2分ほどと立地も抜群ですが、夜になると外がちょっとうるさいかも。
▼共用スペース(朝食の様子)
※ちなみにここはBooking.comで最安値!
マドリッドの美術館は入場無料の時間帯を狙うべし
次にマドリッドの観光情報でも。
プラド美術館とソフィア王妃芸術センターは、入場無料の時間帯があります。
プラド美術館:18-21時(毎日)
ソフィア王妃芸術センター:19-21時(月・水・土)/ 13:30-21:00(日)
*2015年8月時点での情報です
今回は時間の都合でソフィア王妃芸術センターのほうだけ行ったのですが、10年前に改装中で見ることができなかったピカソのゲルニカを・・・ようやく見ることができましたーーー!!!
出典:https://www.flickr.com/photos/markart/236849245
※ゲルニカの展示スペース周辺は撮影禁止になっているので要注意。
ソフィア王妃芸術センターは、建築も見どころのひとつです。
中階にあるテラスにも行ってみましょう。
おまけ
ソフィア王妃芸術センターの近くにある鉄道Atocha駅。
中がどえらいことになっているので、ここで紹介させてください!!
世界でも、こんなユニークな駅はなかなかお目にかかれません。
Atocha駅、素敵です!
闘牛を見たら、予想以上に残酷だった
たまたま日曜にマドリッドに滞在していたので、同じ宿の友人と初めて闘牛を見にいきました。オフシーズンだったためか、当日券だと一番安い席(SOL)でなんと2.9ユーロ!!
ただ、闘牛は想像以上に残酷なものでした。
牛は最初に槍で刺され、その後も何人かがかりでモリで突かれ、最終的に闘牛士が牛の急所を剣で刺して仕留めるという流れ。
息絶えた牛は、観客の前をロープで引きずられ会場を去って行きます・・・。
この一連の流れが6回も行われるらしいのですが、私たちは3回目ぐらいでギブアップ。試合ごとに出てくる闘牛士の身のこなしも洗練され、観客への魅せ方や技術も上がっていくように感じましたが、見ているのが辛くなり、友人とともに会場を後にしました。
聞くところによると、マドリッドでは闘牛で使われた牛を食べるレストランまであるそうなのですが、この残酷な一連の流れを見てしまうと、その牛を食べるのはかなり気が退けますね。
後日ポルトガルでこの話をしたところ、ポルトガルにも闘牛はあるけれどスペインと違い、最後まで牛は殺さないのだそうです。スペインでも闘牛が残酷なので禁止しようという動きもあるらしいですね。闘牛ひとつにもお国柄が出るとは、興味深いです。
次回はマドリッドからポルトガルのポルトへ。