2025年8月2日 出雲市駅
出雲市駅に降り立ち、まずは駅前の東横インに荷物を預けて身軽に。準備が整ったところで、今回の旅のハイライトのひとつである「ある挑戦」をスタートさせます。
自転車で出雲大社を参拝してみよう
今回出雲大社の参拝のため選んだ移動手段は、バスでも電車でもなく「自転車」です!
出雲市駅東駐輪場では、1日830円で電動アシスト付き自転車をレンタルできます。バスの待ち時間に左右されず、自分のペースで寄り道できるのが最大のメリット。外はかなりの炎天下ですが、機動力と自分の体力を信じて漕ぎ出します!

映える鳥居!「稲生神社」へ寄り道
走り始めて約20分。まず立ち寄ったのは「稲生(いなり)神社」です。 ここは畑の中に鮮やかな朱色の鳥居が連なる絶景スポット。一畑電車の線路が境内を横切っていることでも有名です。普通なら電車を途中下車しないとなかなか来られない場所ですが、自転車ならフットワーク軽く立ち寄れます。

主祭神は「倉稲魂神(うがのみたまのかみ)」。五穀豊穣や商売繁盛のご利益があるそうです。

5分ほどの参拝でしたが、戻ったときにはサドルが激アツに!真夏の日差しの威力を思い知らされつつ、再び見渡す限りの水田を横目にペダルを漕ぎ進めます。

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島根ワイナリーのぶどうジュースで生き返る!
出雲大社へ向かう途中、喉の渇きを癒やすため「島根ワイナリー」へ。

ここは島根産ワインの醸造・直販を行う観光スポットで、県内のお土産も充実しています。

無料試飲コーナーが人気ですが、私は自転車なので「心を鬼にして」ぶどうジュースを選択!このジュースが驚くほど濃厚で、汗だくの体に染み渡りました。一気に生き返る心地です。(※写真は飲みたかったワインです、いつかリベンジしたい!)


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聖なるパワーを巡る:真名井の清水と命主社
出雲大社のすぐそばにある「真名井(まない)の清水」へ。ここは神事にも使われる御神水で、古くから「神の泉」として大切にされてきた静かなパワースポットです。

すぐ近くの「神魂伊能知奴志(かみむすびいのちぬし)神社」にも参拝。ここにある命主社のムクノキは推定樹齢1,000年!圧倒的な生命力に満ちていて、近くに居るだけで元気を分けてもらえそうです。

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稲佐の浜で「砂」をいただく
大社を一度通り過ぎ、海岸の「稲佐の浜」へ。ここは神在月に全国の八百万の神々をお迎えする神聖な場所です。

ここで砂を一握りいただくのが、出雲大社参拝の通なポイント。このあと、大社内の「素鵞社(そがのやしろ)」で清められたお砂と交換するためです。

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いよいよ出雲大社を参拝
坂道を上り、ついに出雲大社へ!
※自転車は「参拝者大駐車場」にある駐輪場に停められます。
出雲大社の参道は、全国的にも珍しい「下り参道」。なぜ下り坂なのかというと、かつての出雲大社はビル15階分(48メートル)という、とてつもない高さの神殿だったためと言われています。坂を下ることで視界がパッと開け、空にそびえ立つ巨大な神殿をふもとから見上げる演出になっていたのでしょうね。

境内ではあちこちで可愛いウサギの像に出会います。これは有名な神話「因幡(いなば)の白うさぎ」がモチーフになっています。
物語の中で、サメに皮を剥がれて泣いていたウサギ。先に通りかかった意地悪な神様たちは、嘘の治療法を教えてさらにウサギを苦しめました。しかし、最後にやってきた大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)だけは、優しく正しい治し方を教えてウサギを助けてあげたと言われています。
助けられたウサギはそのお礼に、大神が想いを寄せていた八上比売(やかみひめ)という美しい姫との仲を取り持ち、二人を結びつけました。このエピソードこそが、出雲大社が縁結びの聖地と呼ばれる由縁で、境内のウサギたちは、幸せなご縁を運んでくれるシンボルでもあるんですね。

こちらは参道にある「ムスビの御神像」。出雲大社の神様「大国主大神」は、多くの試練を乗り越えてこの国を作りました。大神が海の向こうからやってきた「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」という自分自身の魂を授かり、神様としての特別な知恵と力を手に入れた瞬間を再現しているそうです。

拝殿の手前に立つ「銅鳥居(かねのとりい)」は、1666年に毛利綱広によって寄進された日本最古級の銅製鳥居。国の重要文化財にも指定されており、長い年月を経て深みを増した独特の質感が、大社の歴史の重みを感じさせます。

拝殿、本殿を巡り、裏手の「素鵞社」へ。ここで稲佐の浜の砂を納め、代わりに清められた御砂をいただきました。この御砂は、自宅の周りに撒くと強力な厄除けや土地の浄化、家内安全のご利益があるとされています。また、小さな袋に入れてお守りとして持ち歩くのも良いそうです。

本殿の裏手。ここからウサギと一緒に写真撮影。


最後は、日本最大級の巨大な「大注連縄(おおしめなわ)」が圧巻の神楽殿を参拝。何度来てもその神聖さに圧倒されます。

ここから自転車で45分ぐらいかけて駅まで戻ります。この時、宇迦橋の大鳥居は工事中でした。

遅めのランチは「奥出雲そば処 一福」
45分かけて駅へ戻り自転車を返却してから、ご褒美のランチタイム! 駅前にある「奥出雲そば処一福(いっぷく)」さんで、名物の割子(わりご)蕎麦をいただきました。

コシのある蕎麦に、秘伝のそばつゆ。激しいサイクリングの後の体に、サクサクの天ぷらと喉越しの良い蕎麦は最高のご馳走でした!
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フィナーレは「松江水郷祭」の花火!
夕方、着替えて松江へ向かいます。少し早めの時間の列車に乗りましたが、JRのホームは大混雑していました。

やってきた車両は「名探偵コナン」ラッピング。作者の青山剛昌先生が鳥取県出身ということで、山陰エリアではおなじみの人気車両です。
松江駅に到着し、祭りの会場となる宍道湖畔へ。

会場近くでは、昨夜教わった「ビアフェス」が開催中!「ビアへるん」のゆずフレッシュをラージサイズで流し込みます。最高!



「松江水郷祭」は、大正時代、水の都・松江を象徴する宍道湖の恵みに感謝し、水難事故の防止を祈願して始まったのがルーツで、山陰最大級の花火大会です。

冒頭のドローンショーでは、島根出身の「かまいたち」さんが漫才で地元を紹介するという面白い演出もありました。20時からの約1時間、1万発以上の花火が夜空を彩ります。


クラフトビールを片手に眺めるフィナーレは圧巻の一言。次回は有料の桟敷席でもっと間近で観てみたい!と心から思う素晴らしい体験でした。

終了後は余韻に浸る間もなく駅へダッシュ!なんとか座って出雲市駅まで戻り、ホテルに着いたのは22時。2日目も全力で駆け抜け、大満喫の1日が終わりました……。
真夏のサイクリングは結構キツかったです。熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
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