2025年7月12日 せたな町
北海道には日本一危険と呼ばれる神社があるのをご存知でしょうか?

こちらの「太田山神社」です。札幌からは車で約4時間ほど。道南のせたな町、そのさらに西の海岸線沿いにひっそりと鎮座しています。

私が所属している軽登山グループの方で、以前から行ってみたいという方がいたので同行させていただきました。私は2回目です。
参考
太田山神社とは?
太田山神社は、嘉吉年間(1441〜1443年)に創立されたとされる北海道最古の山岳霊場です。道南五大霊場の一つにも数えられ、古くから航海安全の守護神として信仰されてきました。標高485mの太田山そのものが神体とされ、修験道の修行場としても知られる、まさに「聖域」です。
最初の鳥居をくぐってすぐ、目の前に立ちはだかるのは139段の石段。その平均傾斜は約45度、最大斜度は50度を超えると言われており、もはや「壁」を登るような感覚です。

荷物は最小限にして登山用の服装で登り始めました。最初の石段を終えると、急勾配の山道が続きます。至るところにロープがついているので、軍手は必須ですね。


二つ目の鳥居をくぐると、さらに激しい山道が続きます。 この二つ目の鳥居は「女人堂(にょにんどう)」のすぐそばにあります。かつて本殿周辺が女人禁制だった時代、女性はここまでしか立ち入ることができず、ここから山頂の本殿を拝んでいたとされる名残です。


三つ目の鳥居をくぐると、ゴールはすぐそこ。

いつメンテナンスしたのか怪しい通路を渡ると、岩の絶壁が立ちはだかります。

慎重に一人づつ順番に鉄の輪に足をかけて上に登っていきます。この「北尋坊(ほくじんぼう)の崖」と呼ばれる岩壁の高さは約7メートル。ほぼ垂直な壁を、鉄の鎖と輪っかだけを頼りに登らなければなりません。

登り切ると、そこに現れたのは小さな祠。 天然の洞窟の中に鎮座するこの本殿は、江戸時代の探検家・松浦武四郎も「鬼神登り」と表現したほどの難所にあります。現在の祠は大正時代に焼失した後、再建されたものなのだそうです。

この絶壁を越えて辿り着いた本殿で参拝すると、そのあまりの過酷さゆえに「どんな願いも叶う」と言われるほどの強力なパワースポットとして知られています。命がけの行程を乗り越えた達成感も相まって、神聖な力を全身で感じることができました。
足を鉄の輪から踏み外さないように、先に降りた仲間が声をかけて誘導してくれました。


二回も参拝することになるとは思いませんでしたが、良い経験になりました。こちらに行かれる際にはくれぐれも足元には注意してくださいね!
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太田山神社のオリジナルタオルは民家で購入できます
今金町方面から来た場合、太田山神社のすぐ手前の集落にあるピンク色の平屋の田中さん宅で購入できます。1枚600円。参拝前に購入したかったのですが、あいにく不在で、帰りに寄ってみたら運良くいらっしゃいましたので購入させていただきました。

カラバリも豊富。前回は白だったので、今回は薄ピンクを購入してみました。

賞味時間1時間の岩シュークリーム
帰りに本町のほうにある甲田菓子店に寄ってもらい、名物の岩シュークリームを購入しました。

甲田菓子店の看板メニュー「岩シュー」の最大の魅力は、その「究極の食感」です。せたなのシンボル・三本杉岩をイメージしたゴツゴツの皮は、注文を受けてからその場でクリームを詰めてくれます。そのサクサク感を最高な状態で味わうための制限時間が「1時間」。まさに現地に行かなければ味わえない幻のスイーツです。

参考
帰りは「きたひやま温泉」に立ち寄り、併設のレストランでランチを食べてから入浴を楽しみました。 メニューは豊富でしたが、悩んだ末にカツ丼(笑)。

ここは入浴料が450円ですが、露天風呂、サウナや水風呂まであるのでおすすめです!
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札幌から日帰りで行くのには遠いので、あまりゆっくりはできませんでしたが運転してくれた軽登山サークルのリーダーに大感謝です。札幌に着いたのは20時頃でした。