2024年6月17日
シギリヤを出発し、キャンディへ向かう日。宿「岩見荘」のオーナーさんが、親切にもバス停までバイクで送ってくれました。
オーナーさんはなんとバスのドライバーと友達らしく、最前列の席を確保してくれました。荷物もトランクにしっかり預けてくれたので、安心して乗車。出発時間まで、シギリヤロックをバックに記念撮影!バス停からの景色が本当に素晴らしかったです。
出発の時間が近づくと、乗客がどんどん集まり、バスはあっという間に満車に。これからキャンディまで直通バスで向かいます。
途中、アップダウンの激しい峠道を通過。カーブの連続でちょっと大変でしたが、約3時間でキャンディに到着。運転が爆速で笑っちゃいました(笑)バス代1,000ルピー(500円)。
キャンディに着くと、駅前は青空マーケットで賑わい、活気にあふれた雰囲気。スリランカ第二の都市としてのエネルギーを感じました。
キャンディには1泊だけの滞在。翌日向かうエッラ行きの鉄道チケットは事前にネットで購入していたので、駅で発券してもらい、これで一安心!
宿は駅から直線距離では近かったのですが、ショートカットがわからず普通に道路沿いを歩いて向かいました。途中の坂道が予想以上にきつくて少し疲れました。
チェックインにはまだ早かったので、荷物を預けて近くのお店でランチ。選んだのはマサラドーサ。インド以来の本格的なドーサで、これが美味しい!水込みで400ルピー(約200円)で、ローカル価格で大満足でした。
駅の裏側にあるお店ですが、キャンディ中心部にも数店舗あるようなので、おすすめです。
場所
ランチの後は、徒歩で仏歯寺へ向かいました。仏歯寺には、インドからもたらされた釈迦の歯(仏歯)が安置されており、スリランカ全土の仏教徒にとって重要な巡礼地です。
仏歯寺に入るには、まず荷物検査を通過し、チケットブースで入場料2,000ルピー(約1,000円)を支払います。靴を預ける際にはチップが必要なので、小額紙幣を準備しておくと便利です。
仏歯寺の2階には釈迦の歯が安置されています。供養儀式「プージャ」の時間帯にだけ拝観できるため、プージャの直後だったのかもしれません。
釈迦の歯そのものは見えず、黄金のケースに収められていました。警備員が見張っているため、立ち止まるのはほんの一瞬だけ。巡礼者たちは少し離れた場所で祈りを捧げていました。この歯は、釈迦が火葬された際に遺ったものだと言われています。
お寺の内部はスリランカの伝統的な芸術で装飾されていて、非常に美しいです。
仏歯寺に併設された仏教ミュージアム(Museum of World Buddhism)も見応え満点。スリランカだけでなく、インド、中国、日本、タイ、ミャンマーなど世界各国の仏教文化や仏像が展示されており、じっくり見学すると1時間はあっという間です。
仏歯寺の横には、19世紀に人工的に造られたキャンディ湖があります。この湖には小島があり、王宮や仏歯寺と地下トンネルで繋がっていたという伝説があります。島では王やハーレムの女性たちがくつろいでいたと言われていますが、真偽のほどは不明です。
キャンディの街並みは本当におしゃれ。イギリスの植民地時代の影響を残しつつ、スリランカの文化がうまく融合していますね。
近くのカフェで一休み。チョコレートミルクシェイク(1,100ルピー、約600円)。これ、めっちゃ映えてませんか?日本に上陸したら絶対に人気が出そうなレベルです。メニューもおしゃれでした。
場所
その後、ホテルに戻り、ようやくチェックインです。部屋にはエアコンとファンが完備されており、シャワーも文句なしでした。
My City Hotel (1泊朝食付きで9,480ルピー/日本円で約4,740円 ※Agodaで予約)
唯一の難点は、ドアの鍵の開け方が特殊でうまく開けられなかったことぐらい(笑)
場所
その後シャワーを浴び休憩してから、夜の観光に出発。PickMeアプリでバイクタクシーを呼び、再び中心部へ向かいました。移動距離はわずか5分で200ルピー(約100円)。
夜はインド料理屋でチキンビリヤニを堪能。食べきれないほどの量が出てきましたが、美味しかったです。
仏歯寺では、18時半からプージャ(供養儀式)が始まるということで、観光客や巡礼者で賑わっていました。日中よりも混雑していて、荘厳な雰囲気が一層引き立っていました。
仏歯寺のチケットは1日有効なので、日中と夜間で仏歯寺の異なる表情を楽しむことができます。特に夜のプージャは、ライトアップされた寺院と祈りの空間が神聖な雰囲気を作り出していました。
充実したキャンディでの1日を終え、翌日はエッラへ鉄道で移動する予定です。おやすみなさい。