2024年6月14日
この日はアヌラーダプラの遺跡を観光しました。宿のベランダから外を見ると、野生の猿がいるのを見かけ、驚きました。
前日お世話になったトゥクトゥクのドライバーさんにアヌラーダプラの主要な遺跡を回ってもらうことにしました。
アヌラーダプラはスリランカの最初の首都で、紀元前4世紀から紀元11世紀まで栄えていた場所です。遺跡は点在しているので、自転車やトゥクトゥクで回るのが効率的です。
最初に、ジャヤ シュリー マハー ボーディという菩提樹がある寺院に行きました。この菩提樹は、インドのブッダガヤにあるブッダが悟りを開いた木の分枝として2,300年前に持ち込まれたもので、世界で最も古い菩提樹のひとつです。
菩提樹には直接触れることはできませんが、その枝が触れている金の支柱に触れることでご利益を得られるようです。
次に、ルワンウェリ マハー セーヤに行きました。
この場所はスリランカの仏教徒が定期的に訪れる仏教の聖地のような場所です。高さ約55メートルの巨大なダゴバ(仏塔)の周囲を時計回りに歩いて参拝します。土足や帽子の着用が禁止されているため、気をつけながら見学しました。
敷地内には仏陀の遺物も収められているそうです。
その後、遺跡エリアの入場にはチケットが必要なので、遺跡共通券(30ドル)をミュージアムで購入しました。このエリアには多くの遺跡が点在しており、トゥクトゥクのドライバーさんが車から降ろしてくれ、自由に見学できました。
まず訪れたのはジェータワナーラーマ。この仏塔は高さ122メートルで、完成当時は世界で最も高い仏塔だったそうです。
ここでも土足禁止だったため、サンダルを履いて歩いていた私は警備員に注意されてしまいました。
トゥクトゥクで少し移動して、次はクッタムポクナへ。二層の水槽で、修行僧が沐浴や神聖な儀式に使用していた場所です。
水槽のすぐ近くにあるサマディ仏像にも立ち寄りました。瞑想している姿の穏やかな仏像です。
続いて、紀元前2世紀に建てられたアバヤギリ僧院の食堂跡へ。ここにはかつて数千人もの僧侶が暮らしていたようです。
お米を貯蔵していたとされる入れ物
その後、ムーンストーンの遺跡にも立ち寄りました。
ムーンストーンは通常、寺院や仏塔への階段下部や入口に設置され、物質的な世界から精神的な世界に入るための浄化の役割を果たしていたといわれています。

移動中、ドライバーさんが写真を撮ってくれました。
最後に訪れたのはイスムニヤ精舎。ここは仏教徒が瞑想や修行を行っていた場所です。
精舎内の岩の上に登れるようになっていて、景色を楽しみながら心を落ち着けることができます。
ドライバーさんが最後まで丁寧に案内してくれたおかげで、充実した観光ができました。なお、トゥクトゥクの料金は4,500ルピー(チップ別)で、日本円にして約2,500円でした。
観光を終えた後、宿泊先近くのレストランで遅めのランチをいただきました。
チキンビリヤニとLIONビールを頂きました(2,700ルピー、約1,350円)。
ビールは大瓶しかなかったので、途中で残してしまいましたが、ビリヤニはボリューム満点で大満足でした。
夜は、前日に行ったジュースバーでスリランカ名物のウッドアップルジュースを飲んでみました。甘味と酸味のバランスがよく、タマリンドに少し似た味わいでした。
ネゴンボから北上してアヌラーダプラに来るルートはあまり一般的ではないかもしれませんが、旅の最初にスリランカの仏教文化の根本的な部分に触れることができて良かったと思います。
翌日はダンブッラ経由でシーギリヤに移動します。
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