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イギリス留学

13年前にイギリス留学していた時の話でも2【いきなりの方向転換】

13年前のイギリス留学の記事、第二弾です。前回の記事はこちらからどうぞ。

13年前にイギリス留学していた時の話でも【きっかけと挫折】

 

学校のコースを変えたら、驚くぐらい毎日が楽しくなった

ロンドンのアートカレッジでFine Artの準備コースを受講していた私は、4ヶ月目に思い切ってDiretorに相談。アートのなかでも一番興味があるPhotographyコースに転籍させてもらうことにしました。

Photographyコースのクラスメイトは10人ほどで、イタリア、イギリス、ドイツ、韓国、中国、イスラエル、ブラジル、日本とかなり国際色豊かでした。Fine Artの準備コースに比べ雰囲気も明るく居心地も良かったので、思い切って転籍して良かったなあと思いました。

ちなみに私が留学した2004年頃は、ちょうどフィルムカメラからデジタルカメラへシフトする時期で、ネガフィルムの現像や印刷方法を勉強する一方、デジタルカメラでスタジオ撮影を行ったり、フォトショップの授業もありました。

 

テーマを決め写真集を作ってみよう

photographyコースに転籍してまもなく、授業で「本を作る」というプロジェクトがあり、私はロンドン中心部の「シティ」と呼ばれる金融街を撮影することにしました。

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数日間シティに通い詰め、朝夜問わずフィルムの一眼レフカメラで写真を撮りまくりました。撮影したネガは36枚撮りで約3本分。先生に写真をセレクトしてもらい、手作りの写真集が出来上がりました。(表紙はシルクスクリーンプリントでネガを転写し製作)

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prints

カラープリントは学校の暗室でマニュアルで色を調整し仕上げたものです。今のデジタルカメラと違い、フィルムカメラなので、写真を現像するまで何が写っているかわからないワクワク感が楽しかったです。フィルム代や授業以外でプリントする時の印画紙代は実費なので、留学費用は結構かさみましたよ^^; 写真代だけで10万円は使ったんじゃないでしょうか?

 

写真は写真以外のことを教えてくれた

授業で一番思い出に残っているのは、作品の批評の時間ですね。毎回テーマを決めて各々が撮影・プリントし、全員の作品をテーブルに並べ感想を言い合うのですが、クラスメイトが撮影したものは視点がおもしろく、作品からもその人の感性が溢れ、見ているだけでも刺激的でした。写真を通しさまざまな見方を勉強できたことは、間違いなく私の財産になっています。

自分の作品をプレゼンする時、英語がなかなか出てこなくて「うまく説明できなくてごめんなさい」と皆の前で謝ったら、先生が「写真に言葉は必要ないんだから、気にすることないよ」とフォローしてくれたことがありました。確かに、視覚的にメッセージが伝えられる写真は、世界の共通言語なのかもしれません。そして何の説明がなくてもメッセージが伝わる写真こそ、いい作品なのかもしれませんね。

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今思うと、最初の3ヶ月でFine Artの基礎を学んだことは、決して無駄ではありませんでした。例えばデッサンの授業で、先生が「デッサンは、パーツとパーツの間の空間こそが重要なんだよ」と教えてくれたこと。その言葉を聞いてからというもの、私は写真を撮る時、常に空間を気にしながら構図を考えるようになりました。結局、自分にとって無駄な経験なんてひとつもなかったのです。

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こんな些細な変化がきっかけで、私のイギリス留学はさらに充実したものになっていくのでした。
<次に続く>

 

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