2015年11月24日 トルコ・イズミル
夕方発のフライトでイランに向かいます。
カウチサーフィンのホストは朝8時には仕事に出かけましたが、「好きな時間に出ていいよ」と言ってくれ昼過ぎに家を出ました。部屋はオートロック式で、鍵がなくても家を離れることができるのです。ホストは最後の最後まで気遣いができる素晴らしい人でした。
イズミル滞在中は、列車やバスに乗る時はチャージ式の交通カードをホストから借りていましたが、最後は駅で2回分の回数券を購入しました。(5.5リラ=約190円)
イズミルの空港までは、中心部からIZBAN(鉄道)で乗り換えなしでアクセスすることができます。
チェックインカウンターで荷物を預けた後、プライオリティパスで空港のラウンジへ。訪れた国を去る間際に飲むビールは格別ですね。
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17:40 イズミル発→18:45 イスタンブール着
オスロからイスタンブールへ移動した時と同じPegasus Airlinesに搭乗です。航空券はイズミル→イスタンブール→テヘランの通しチケットで98USDでした。
22:25 イスタンブール発→03:05 テヘラン着(エマーム・ホメイニー国際空港)
イスタンブールのSabiha Gökçen国際空港では、ラウンジでブログを書いて過ごしました。
テヘランの空港でアライバルビザを取得
到着前に、周りの女性たちがヒジャブ(スカーフ)を一斉に身につけ始めたため、驚きました。
そう、ここはイスラムの国。女性は頭にスカーフをまとい、長めのトップスやカーディガンでお尻のラインを隠す義務があるのです。私も空港内をヒジャブなしで歩いていたら、通りがかりの女性に「ヒジャブつけ忘れてるわよ」と注意を受けたぐらいです。トルコが、とても自由な国のように思えました。
アライバルビザのカウンターへ。
噂通り、空港でのアライバルビザの取得には時間がかかりました。窓口の対応はひとりのみで、パスポートを預けた後も、自分より後に預けた人の名前が先に呼ばれたりする場面もあり、とても効率的に働いているようには思われませんでした。窓口の周りには、40人もの人が待機していました。
イランのアライバルビザ 55USドル(30日間有効)*2015年11月時点
アライバルビザで取れる滞在期間は30日間でした。以前イランの空港でアライバルビザを取得した人のブログ記事では、2週間だったのですが、知らぬうちに改定されていたようです。2週間以内と考え、イランの出国チケットをすでに購入してしまっていたことを後悔しました。(※のちに、イランは見所が多く2週間では足りないことに気づきます)
ビザ取得後は、向かいのカウンターでイラン独自の保険に強制的に加入させられました(19USドル)。海外旅行保険に加入しているので加入の必要がないと保険証券を見せゴネてみるものの、係員はまったく取り合ってくれませんでした。回避方法ってあるのかしら?
驚きのイランの通貨事情
預け荷物を受け取り、空港内の両替所で30USドルだけ両替をしました。
後でわかったことですが、空港内の両替レートはそこそこ良く、テヘラン市内でも両替レートが良いとされる銀行街の両替屋とほぼ同等でした。1ドル=36,000レアル(*2015年11月時点)
イランの通貨は桁数が多く、両替をするとものすごい札束を手にすることになります。30ドルを両替すると1,080,000リアル。さらにイランでは「リアル」と「トマン」という2種類の通貨の単位があり、一般的にトマンのほうが広く使われている(1トマン=10リアル)。例えば、マンゴージュースを買うと40,000リアルだが、お店の人は「4,000トマン」といってくるというわけ。最初は戸惑いますが、次第に慣れました。
イランはアメリカの経済制裁により外国人はATMで現地通貨を引き出すことができません。そのためUSドルやユーロ、カナダドル、トルコリラなどの外貨を、旅行中は現金で持ち歩き、必要に応じてその都度両替をしなければならないので結構不便です。(※2015年11月時点の情報です)
イランでもカウチサーフィン
アライバルビザの発給を待っている間に、台湾人のレナと仲良くなりました。
私はイランはカウチサーフィンで回る予定で、すでに連絡を取っていたイラン人が、空港までタクシーで迎えに来てくれることになっていました。レナも奇遇なことにカウチサーフィンでテヘラン市内のホストの家に向かうらしい。そんなわけで、彼女とタクシーをシェアすることに。
空港に迎えにきてくれたイラン人のHakanと無事合流し、早朝4時過ぎにレナと3人でテヘラン市内へ向かったのでした。