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【まるでRPGの世界】インドのアジャンター石窟群も凄かった

更新日:

2016年3月15日 インド・アウランガーバード

アウランガーバードから日帰りで、アジャンター石窟群へ向かいます。アウランガーバードで、インド・ハンピの川の対岸でスクーターを一緒にレンタルした友人と偶然再会したため、一緒に行くことにしました。

 

アジャンター石窟群とは?

紀元前2世紀頃に、仏教僧たちが雨季の雨を避けて修行ができるように、僧院としてつくられたものです。起源1世紀〜5世紀まで開窟されましたが、5世紀以降はアジャンター石窟群は放棄され、職人も僧侶もいなくなってしまったそうです。見どころは状態が良く保存されている壁画の数々で、壁画は日本の古代仏教美術の源流とも言われています。エローラ遺跡とともに世界遺産に登録されています。

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断崖の岩を削って作られた石窟群

 

Cave1 アジャンター石窟群の最高傑作とも言われる宮殿のような石窟

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蓮華手菩薩像(法隆寺金堂にある菩薩像のモデルとも言われている)

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ブッタの前世についてのストーリーが描かれている

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日本語ガイドがいたので、壁画から読み取れるモチーフやストーリーの説明をそっと聞き耳を立てて聞く

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天井画はオリエンタル風で興味深い

 

Cave2 状態良く残された壁画・天井画、釈迦像

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天井に描かれた曼荼羅が空間を特別なものにしている

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Cave4 未完成窟

アジャンターで最も広大な僧院になるはずでしたが、断層が横切っていたため作業が難航し放棄されたそうです。
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釈迦像が石窟の中央奥に鎮座している

 

Cave10 ストゥーパ(仏舎利)が置かれている石窟

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僧侶たちの信仰の対象として使われた仏舎利

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ストゥーパの周囲の柱に残された仏像の姿も状態よく残されている

 

Cave11 天井の壁画に圧倒される

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草花や動物をモチーフとした見事な天井画

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Cave16 壁画

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これもブッタに関する壁画だと思われる

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Cave19の外部の装飾

 

Cave24  未完成窟

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岩を彫り進めていた過程がわかる

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Cave26 インドで最大といわれる涅槃像

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インドにも涅槃像があることにびっくり

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右側手前の女性が携帯を持っているように見えてならない

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天井廻りの装飾の細やかさ

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天井も石造りのアーチ構造になっている

 

最後に・・・

アジャンター石窟群の壁画を見て、中国や日本などの古典美術の原点を見た気がしました。 起源1世紀〜5世紀に、 これほどまでに美しい壁画をこの世に残した職人たちの想像を超える労働量と想像力には驚かされます。やはりインドは凄いですね〜。

 

移動情報

アウランガーバードのセントラルバスターミナルの1番乗り場からローカルバスに乗り、約2時間半。(運賃:120ルピー/停留所名はAjanta Cave)

アジャンター内では、入口から石窟群までが離れているため、別途シャトルバスを利用する必要があります(往復20ルピー)。また入口付近には比較的リーズナブルなショッピングエリア(飲食店・お土産店ゾーン)がありますが、石窟群の近くには高いレストランしかないので注意してくださいね。私たちは入口のショッピングエリアでサモサと水を買って携帯しました。

石窟ごとに入場制限があるため、アジャンター石窟群をくまなく見学したい人は時間にゆとりを持って訪れることをオススメします。石窟群見学の所要時間は3時間程度でした。日帰りでなくても、アジャンタの後にインド北部に向かう場合はBhusawal(ブサワル)やJalgaon(ジャルガオン)で1泊するのもアリだと思います。

写真撮影はフラッシュNG。暗くて見えにくい壁画も多くあるため、懐中電灯を持っていくと良いですよ。
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*以上、2016年3月時点での情報を元に記事を作成しました。

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札幌在住。これまで訪れた国は68カ国。 趣味は登山やヨガなど。コーヒーが好きです。

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