ポーランド

ポーランドのクラクフで見たもの、感じたこと

更新日:

2015年8月14日  ウクライナのリヴィウから夜行バスでポーランドのクラクフへ

クラクフはアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を見るために立ち寄ったのですが、ここでも素敵な発見や出会いがありました。

 

旅と仕事について

ここクラクフでもカウチサーフィンをしました。ミンスク、キエフ、リヴィウに続き連続4軒目です。続く時は不思議と続くものなんですね、カウチサーフィンって。

 

クラクフで4泊もお世話になったマルチン。

彼の職業はフリーランスのツアーリーダー。海外ツアーに関する手配(宿泊手配など)をしたり、実際にツアーにも同行し1年の2/3は海外で過ごすのだとか。もともと彼も長期のバックパッカーで、会社に縛られるのが嫌でフリーランスの道を選んだそうです。

 

「世界一周が終わってもきっとまた旅に出たくなるだろうから、こういう仕事につけばずっと旅してられるよ。」

 

世界にはいろんな働き方がある。私も旅をしながらアフィリエイトやアドセンス、株、FX、バイヤー、IT系の在宅ワークなどネットで稼いでいる人を実際に見てきた。私も世界一周後は旅から全く離れて生きていくのはとても辛いだろうから、旅の経験を活かした趣味と実益を兼ねたことができたらいいなと思う。何かしらの形で自分に還元できればいいな。

 

↓クラクフ中心部でシティサイクルをレンタルし、マルチンと川沿いをサイクリング。

Krakow 1

川の土手にてビールで乾杯

 

目指すは修道院。久々のサイクリングはもの凄く楽しかった。

Krakow 2th

修道院に辿り着いたご褒美にアップルパイとアイスクリームをごちそうになる。うめええ!!

 

マルチンとは一緒に湖に行ったり、Youtubeでハウルの動く城を一緒に鑑賞したり、ビールの瓶を折り畳んだ紙で開ける方法を教えてもらったり、本当に楽しい5日間を過ごしました。今頃彼は東南アジアで仕事しているはず。世界一周の終わりにまた会えたらいいな。

 

 

 

さて、次にクラクフで印象に残った場所を紹介していきます。

アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所

クラクフ到着日、真っ先に向かったアウシュビッツ。10時〜15時の間に収容所を見学する場合はガイドツアーに強制参加となるので、おかげで理解を深めながら見学することができました。

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第一収容所正門

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ゲートには「働けば自由になれる」という言葉が

 

強制収容所の内部は想像以上に広く、衝撃的でした・・・。

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倉庫に保管された個人の所持品。強制収容所を出る時に持ち主がわかるよう名前が書かれていたそうです。いつか外に出られると、それだけを信じて辛い日々を送っていたのでしょうか・・・

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強制所に送られた人々が与えられた1日の食料は、朝は草を煎じたコーヒーと呼ばれる飲み物、昼は腐りかけの野菜で作られたスープ、夜はわずかな黒パンとわずかな添加物(ソーセージやマーガリンかチーズ)。生活環境は劣悪で、ひとつのベットに何人も重なり合うようにして寝かせられていたため、寝返りを打つこともできなかったというエピソードも聞きました。

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ツアーの最後に見た第二収容所(ビルケナウ)の線路。強制所に運ばれて来た人は、この窓のない貨物列車に何日間もぎゅう詰めにして乗せられてきたそうです。

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歴史の教科書や伝記でしか触れたことがない場所に足を運び、自分の目で見て感じることができるのは貴重な経験になります。旅をしていて絶景を見たり美しいものを見たりする機会は多いけれど、負の遺産に触れる機会はなかなかないので、こういう機会はなるべく大切にしていきたいです。

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ヴィエリチカ岩塩坑

13世紀から稼働していた岩塩坑で現在は採掘は行われていません。塩でできた地下礼拝堂やシャンデリア、彫刻などを見学することができ、地元の人も薦める人気観光スポットです。カウチのホストの家から近かったので行ってみることに。長袖が必要になるほど結構涼しいので、真夏に行くのがオススメです。

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クラクフの旧市街とグルメ情報

クラクフの旧市街は、メルヘンチックな雰囲気。ウクライナからポーランドに移動してきて、ついにロシア圏を出てきてしまったんだなあと感じました。

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ユダヤ人地区や、映画「シンドラーのリスト」で有名なシンドラーの工場も旧市街から徒歩圏内にあります。クラクフにはフリーウォーキングツアーがあり、解説付きで観光したい人にオススメです。(料金はチップ制)

▼似たような名前のツアー会社が2社あり、どちらも旧市街のセントマリー教会が集合場所です

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ユダヤ人地区はガイドツアーを利用して散策。ダビデの星がついた碑

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ユダヤ人地区で見かけた具沢山のピザ

 

クラクフに住むユダヤ人は戦時中この地域のゲットーに隔離され、アウシュビッツ=ビルケナウなどの強制収容所に移送された人も居たとのこと。今では再開発によりおしゃれなカフェやレストランで賑っていますが、なかなか悲しい歴史を持つ地区です。

 

さて、気を取り直してガイドブックではあまり知られていないグルメスポットについて紹介したいと思います。「ポーランドの郷土料理をローカルの店で食べたい」という私の願いを叶えてくれた素敵なお店がこちら。ここはカウチのホストが教えてくれたのですが、通称Milkbarというそうです。

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入口どこ?!って感じですが・・・

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ありました、ありました!!

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カウンターは英語が通じないので、あらかじめ名前を控えていくか画像を見せましょう。

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これで10ズオティ(約330円)

 

左がBigosという煮込みスープ、右はPierogiです。Bigosは冷蔵庫の残りものを使って煮込む家庭料理で、ソーセージやザワークラウトが入っていました。スープが濃厚で美味しかった!!このPierogiはオニオンとホワイトチーズが中に入っているポテト餃子のようなもの。ポーランド料理、奥深いです・・・。

↓お店の場所(このあたりにあるので参考にして行ってみてください)

 

あと同じ通りにクラクフいち美味しいというアイスクリーム屋さんがあります。クラクフに行ったら絶対食べてください。間違いないやつです。ちなみに1スクープ2.7ズオティ(約89円) 。

#krakow #LODY

@photowiseが投稿した写真 -2015 8月 17 10:24午前 PDT

 

↓お店の場所 (LODY)

 

ポーランド・クラクフでかかった費用まとめと雑感

クラクフのみの滞在で5日間、使った費用は約2万円。(*現地通貨1ズオティ=約33円 2015年8月時点。ズオティをATMでキャッシングしましたが、銀行併設のATMでなかったせいか正規為替レートに+3%ぐらい付加されていました。)

クラクフ費用

ヴィエリチカ岩塩坑は撮影料も含めて89ズオティ(約3,000円)。結構しますね。それでも外食費などは西ヨーロッパに比べそれほどかかりません。

 

クラクフの次は、トマティーナ開催に合わせ、飛行機でスペイン・バルセロナへ。

 

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札幌在住。これまで訪れた国は68カ国。 趣味は登山やヨガなど。コーヒーが好きです。

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