世界一周や海外旅行でも使う機会が増えるであろう、海外キャッシングのしくみについて勉強してみました。
クレジットカードのキャッシングについて
今まで海外のATMで現金を下ろす時には、新生銀行の国際キャッシュカードしか使った事がありませんでしたが、クレジットカードの海外キャッシングだと、海外のATMでオトクに現金を引き出すことができるという話を聞き調べてみることに!(※現地ATMによっては引き出し手数料がかかるところもあるようです。)
基本的な利息の計算方法
利用金額(レート換算後の日本円)×融資利率(年利*①)×利用日数*②÷365日(うるう年は366日で計算)
①年利について
これは使用するカードによって違いますが、この数値は低ければ低いほどオトクです。
年利は18%のカードが多いみたいですが、私が持っているCITIのリワードカードは年利が15%と低めだったので、このカードで海外キャッシングすることを想定しシュミレーションしてみたいと思います。
②利用日数について
CITIカードの場合は、利用日数は締め日までの日数+締め日から引き落とし日までの日数で計算されます。
CITIに確認したところ、カード会社に利用履歴のデータが上がるまでに数日かかることもあるようです。締め日が土日の場合は、その前の金曜までにデータが上がるように調整したほうが良いようです。
CITIカードの締め日は17日、引き落とし日は翌月10日です。
※カード会社によって締め日は違うため、利用時にはご確認ください。
ケース1: 締め日前の14日に利用→利用日数は27日(上記の図参照)
ケース2: 締め日を超え18日に利用→利用日数は53日(翌月の締日までの日数30日+翌々月の引き落とし日までの日数23日)
ポイント 利用日がカード会社の締め日を超えるかどうかで、利用日数が全然違ってきます。
繰り上げ返済と言って、カード会社に電話をし、カード会社指定の口座に振り込むことで利用日数を短縮できる方法もあるようですが、その場合振込手数料や電話代もかかるため、利用金額が低いとそれほどオトクではない場合もあります。
海外で100ドル・500ドルの現地通貨を引き出す場合についてシュミレーションしてみました
利用金額はカード会社の所定の為替レートによって円換算されますが、ここでは切りよく1ドル=110円として計算してみます。
条件:カードの締め日17日、引き落とし日は翌月10日として
ケース1:締め日前の14日に利用(利用日数27日)
- 100ドルの場合の利息:利用金額(US$100×110円)×15%×27日÷365日=122円
- 500ドルの場合の利息:利用金額(US$500×110円)×15%×27日÷365日=610円
ケース2:締め日を超え18日に利用(利用日数53日)
- 100ドルの場合の利息:ケース1の計算式で日数を53日に変更=239円
- 500ドルの場合の利息:(略)=1,197円
VISAデビット(りそな銀行のキャッシュカード)の場合だと・・・
- 100ドルの場合の手数料:利用金額(US$100×110円)×2.5%(事務手数料)=275円
- 500ドルの場合の手数料:(略)=1,375円
為替レートはカード会社により変わると思いますが、仮に同じと計算しても、クレジットカードのキャッシングが総合的に見てオトクなのがわかると思います。
まとめ
海外でATMで現地通貨を引き出す時場合は、締め日ちょっと前に利用履歴が反映されるようクレジットカードでキャッシングをするのがオトク。
注意点
- クレジットカードのキャッシングはショッピング利用とは違い、不正利用された場合にはカード会社の補償は適用されないため、カードの盗難にはご注意を。キャッシングの限度枠やキャッシング機能をつけるカードは厳選したほうがいいと思います。
- クレジットカードの利用限度枠はショッピング枠+キャッシング枠でできているので、カードキャッシングばかりしまくって、通常のショッピングでカードが使えない・・・なんてことにならないように。CITIカードの場合、キャッシングの利用枠がリセットされるタイミングは、引き落とし日から3~5日ぐらいかかるようです。
- 楽天カードの海外キャッシングはリボ払い設定になっているため、一括払いとして支払いをするために、1回あたりのリボ支払い額を高めに設定しておく必要があります。
参考サイト
- 海外ATMの使い方 徹底ガイド|世界通貨 Visa - Visaカード優待情報
- 世界一周のお金の持ち歩き方|世界一周、予算は99万円♪ 「りり記」
- クレジットカード |旅行情報.jp
- 海外ATMのご利用について│りそなVisaデビットカード│りそな銀行
- 楽天カードでの海外キャッシングの注意点|旅の技術