2018年9月15日 北海道・ニセコ
ニセコエリアで、イワオヌプリとニトヌプリの縦走をしてきました。
8:30 イワオヌプリの駐車場で登山仲間と合流
ニセコまでは札幌から車で2時間。他の登山仲間と、五色温泉インフォメーションセンターの駐車場で合流し、登山口へ向かいます。
※駐車場には公衆トイレもあり、便利です
この日は晴天で、車で来る途中、めずらしく羊蹄山がくっきり見えるほどでした。
イワオヌプリの火山跡です。イワオヌプリは活火山ですが約7,000年ほど前に噴火したと言われています。イワオヌプリは別名「硫黄山」とも言われ、江戸時代には硫黄の採掘場で、岩内へ運ばれていたという記録も残っているそうです。
遊歩道を抜け、石段を15分ほど登っていくと登山口です。
8:50 イワオヌプリ登山口からトレッキングスタート
登山口で入山届に記入しトレッキング開始です。すでに5組ほどが先に入山していました。
目の前にあらわれた長い階段に一瞬面食らいますが、登ってみると足元が安定していて登りやすいです。それにしても9月と思えないほど暑いですね〜^^;
階段を抜けると、なだらかな道が続き少しクールダウンできます。
一瞬開けた場所に出ますが、まだ石段は続きます。
9:22 大沼方面(ニトヌプリ)との分岐点を通過
途中で大沼方面(ニトヌプリ)との分岐点があり、イワヌプリのほうに進みます。
この後はガレ場が続きます。落石・足元には十分注意しましょう。
噴火口跡にやってきました。頂上付近はお鉢巡りができるような形状になっています。私たちはお鉢部分に到達するため、正面奥の中央ルートから攻めることにしました。(左側からも行けますが、登りは少々きつそうです)
10:00 イワオヌプリ頂上(1,116m)へ到着
頂上付近です。駐車場地点で標高700mほどあるようなので、高低差はさほどありませんが、頂上からの景色は壮大です!正面眼下は火山跡らしい荒涼とした眺めでしたが、写真の反対側は緑が青々と生い茂っていました。
休憩したあと、隣の「ニトヌプリ」を目指すことにしました。(まさかこの時はニトヌプリのほうが大変だとは誰も予想もしていなかったのですが...)
10:22 ニトヌプリに向け出発
稜線伝いに、大沼との分岐点まで戻ります。
いきなり緑地に入ると、不思議な感じがしますね。
途中見かけた亀裂が入った石↓
10:50 大沼との分岐点に到着
分岐点からニトヌプリを目指します。
大沼の看板の矢印に小さく「ニトヌプリ」と書いてありますが、ニトヌプリの扱いが随分と雑ですね笑
しばらくするとニトヌプリの全貌が姿をあらわします。頂上へは正面のジグザグの道筋がついた部分を登っていくようです。
11:00 ニトヌプリへの道は試練だらけ?!
難関1:ロープのある砂斜面
まず最初の砂斜面が急で、足元が不安でロープを掴みながら下に降りました。2番目に訪れる山ではなかったのかなあ・・・と我々は薄々気づきはじめていました。
難関2: ルートの一部が崩落している
砂斜面の後に、ルートの一部が崩落しているポイントがありました。登山仲間の情報によると、2018年9月6日の北海道大地震の前からすでに崩落していたそうです。ロープがついているので問題ありませんが、ちょっとびっくりしましたね。
その後ジグザグ道に入りますが、最初の部分の道幅が狭く歩きにくいです。
難関3: 倒木とぬかるみが多い
地震の前の台風の影響なのかもしれませんが、道を完全に塞ぐような倒木が何本もありました。背丈の低い倒木は、またいでいきましょう。
12:00 ニトヌプリ頂上(1,083m)に到着
無事に頂上に辿り着きました!!ニトヌプリのほうが大変でしたね〜。
ここでランチタイムです。トレッキングで食べるおにぎりはやはり格別です。
帰りは、イワオヌプリやニセコの山々を眺めながらのんびり下山しました。
紅葉にはまだ少し早かったようですね・・・。
14:00 スタート地点へ無事帰還
イワオヌプリ&ニトヌプリの縦走を終え、五色温泉のインフォメーションセンターに戻って来ました。薄を見て、秋が来たのを実感しました。
トレッキング後は五色温泉でリラックス
トレッキングの後は、近くにある五色温泉の日帰り入浴で疲れを癒しました。
温泉前の川にはあたたかい硫黄泉が流れていて触ることもできます。(ぬるいです)
温泉は源泉100%で、お湯の温度は約80度とかなり熱いですが、泉質はしっとりしていて、入浴後は肌がモチモチになりました。露店風呂からはアンヌプリを正面に眺めることができて景観も抜群です。男湯の露天風呂は、トレッキングルートから丸見えでしたが(笑)
入浴料大人700円(2018年9月時点)