2017年1月24日 マレーシア・キナバル国立公園
10時頃 キナバル山のゲートをくぐり、いざ登山開始です。
この日は6km先のラバンラタ・レストハウスを目指します。最初は滝のあたりまで下り坂が続き...
1〜1.5kmごとにシェルター(休憩所)があり、休憩しながら登っていきます。
2015年の地震の影響のため、一部のトレイルは修復中でした。
緊急時に救急ヘリが着地するポイントもあります。後で聞いた話によると、ヘリは費用がかなりかかるため使う機会は少ないらしいですが。
12:00頃 ちょうど3km地点でランチタイム
ベンチで食べていると、ネズミのような小動物が食べ物を狙ってくるので注意しましょう。
4km付近で雨が降り出してきました。皆ポンチョやレインカバーをつけ始めます。
5km周辺で見かけたpicher plant(ウツボカズラ)。キナバル山では残念ながらラフレシアは見ることができませんが、ここでマレーシア独特の植物を見ることができ感動しました。
登山中の救急隊員と仲良くなりました。(一番右の男性以外、皆同い年であることが発覚)
日が差し、視界が開けてきました。右手奥に見えるのはドンキーロック。美しい山々を見て、キナバル山にやってきたことを実感しました。
この白い地層の部分は、2015年のボルネオ島大地震により崩れてしまった部分。先に触れたドンキーロックも地震により形を変えてしまったようです。
トレイルは岩場が続き、歩きにくいものの救急隊員たちとの会話が面白く、疲れも忘れてしまいました。
気づけばラバンラタ・レストハウスに到着。登山口からは約5時間で登ってきたことになります。ペースとしては早いほうでしょうか。
ラバンラタ・レストハウスにチェックイン
1Fにはレセプションとレストランがあります。チェックインをするとバスタオルと、旧正月をお祝いするみかんが配られました。
私が宿泊したドミトリーは4人部屋で、暖房なしの一番リーズナブルなタイプです。ベットは早い者勝ちで、下の段を取りました。
この部屋の場合、夜はかなり冷えるので、寝袋を持参するかレンタルしたほうがいいと思います。(レンタル料25リンギット)
雨で濡れたジャケットはほとんど乾きませんでした。替えの靴下は必須です!
廊下にかけられたボードが、やたらオシャレです。
トイレ&シャワールーム。ちなみにシャワーは電気式でしたが、ソーラーパワーで数日間太陽が出ていないため、お湯は出ませんでした...(気合いで頭だけ洗いましたが)
ベットで横になっていると、フィンランド人男性二人組がチェックインしてきました。私の部屋は私以外男性となりました。
16時頃〜 夕食タイム
ブッフェ形式で、おかわり自由です。体が雨で冷えていたため、温かいスープやティーなどをたっぷりといただきました。全体的に味は美味しいです。
この地域のコーヒーは、さらっとしていて全然苦味がなく、いくらでも飲めそうな気がしてしまいます。というか、飲んだ気がしない^^;
食後は翌朝に備え部屋に戻り、ベットで横になることにしました。この後は、深夜2時に軽食を食べ、2時半から頂上に向け出発するというスケジュールです。
ベットでうとうとし始めた頃、昼間連絡先を交換した救急隊員のひとりからメールでレストランに呼び出され、雑談しました。彼の話によりと、このベースキャンプから登頂へ至るまでの道は険しく、雨で滑り年間4〜6%の人が怪我ないしは死亡するらしいです。ちなみに、私が来る2〜3日前は雨が止まず、ベースキャンプより先には行けなかったとのことでした。
救急隊員と別れ、ベットに入ったのは20時頃。隣の男性のいびきが気になったのと、登山で興奮していたためか、ぐっすりと眠ることができませんでした。次回はいよいよアタックです!
*以上、2017年1月時点での情報をもとに記事を作成しました。(1リンギット=約25.5円で計算)