2016年3月17日 インド・アウランガーバード
鉄道でアウランガーバードからバラナシへ向かいます。1日がかりの大移動です。
チケットは、3日前にアウランガーバードの鉄道駅で購入しました。駅の係員の対応が迅速で気持ちよかったです。
アウランガバード→マンマド・ジャンクション→バラナシ・ジャンクション 555ルピー(約930円)
23:25 アウランガバード駅を出発
ホテルを23時頃にチェックアウトし、列車に乗り込みます。
今回も3段式の寝台(スリーパークラス)の利用で、一番下のシートです。
参考記事
列車は始発ではなかったため、列車に乗り込むと私のシートに他の人が寝ていましたが、駅員に言って避けてもらいました。早々に横になり、眠りにつきました。
9:00 起床
思ったより疲れていたようで、起きたのは9時頃でした。
起きたらまずチャイ(ミルクティー)です。
チャイは1杯10ルピー前後(約16円)。食事の時間帯や、停車の前後に車両内に売りに来る人がいるので、気軽に購入することができます。売り子によってチャイの味が違うため、飲み比べをするのも楽しいですね。
同じコンパートメントのインド人男性が、チャパティとゆで卵のカレーをわけてくれました。ヨガの先生に車内では他の人から食べ物をもらわないようにと注意されていましたが、誘惑に負けてもらってしまいました・・・。
11:00頃 ロシア人と仲良くなる
昨晩乗った時は気づかなかったのですが、向かいのシートにはロシア人の女性がふたり乗っていました。ひとりはずっと刺繍をしており、頼むとヨガマットのケースの取れかけていた持ち手部分を縫い直してくれました。
15:00 遅めの昼食
停車中に購入しておいたベジタブルライスを食べました(50ルピー=約80円)
インドの列車では昼食や夕食用のメニューがあり、コンパートメントまでオーダーを取りにくる人も居るため、食事にはまったく困りません。インドの列車旅は快適そのものでした。
ひとつだけ、インドの列車旅でなじめない点があります。それは窓からのゴミのポイ捨てです。
果物のタネや芯などオーガニックなものならまだ我慢できますが、このカレーが入っているプラスチックのケースなども、インド人は容赦なく窓から捨てます。そのため、線路の周辺はゴミで散らかっていることが多いです。道端でゴミを捨てないという日本では当たり前の習慣が、インドでは通用しないのでした。
列車内ではマクラメを編んだり、寝たりしていたら、あっという間に夕方になっていました。
同じコンパートメントのインド人男性は、休憩のたびに果物やサモサをくれたりして優しかったです。セルフィーを携帯のBluetooth機能を使って送信してあげたら、とても喜んでくれました。
翌朝5:00 バラナシ・ジャンクション駅に到着
ほぼ予定通りの時間に到着です。バラナシの鉄道駅は、朝早くから人でごった返していました。ホーリーフェスティバル(色の粉を掛け合うインドのお祭り)が近づいているためか、帰省する人も多いようです。
同じ車両のインド人男性は、私が駅前でリキシャーを拾うところまで見届けてくれました。インド人は時々、見返りを要求することなく親切な人が居ます。彼も間違いなくそのなかのひとりでした。
予約していた日本人宿のサンタナゲストハウスへ向かいます。ゴードウリヤ交差点までリキシャーで行き、そこからは徒歩です。
バラナシの移動情報
バラナシ・ジャンクション駅から安宿街があるゴードウリヤまでは、オートリキシャーで100ルピー、サイクリキシャーで50ルピーが相場(2016年3月時点)
バラナシの宿情報
バラナシで泊まったのは、日本人宿サンタナ・ゲストハウスです。
男女別のドミトリーは1泊200ルピー(約340円)で、今回の世界一周の旅で最安の宿でした。部屋も清潔で、各自のベットに読書灯とコンセント、扇風機がついています。
上の階には洗濯場と洗濯物を干すスペースがあって、毎朝私はそこでヨガをしていました。ガンジス川が見渡せるというさらに上の屋上スペースには、猿が住み着いているため鍵がかかっており閉鎖されていました。
サンタナは無料の朝食付きです。
朝食と一緒にオプション(有料)で目玉焼き、ラッシーやヨーグルトなども注文できます。
オーダー可能な日本食メニューもあり、夕食はだいたいここで日本食を食べていました。
泊まっているのはほぼ日本人です(日本人と外国人のカップルが一組居ました)私が滞在していた時には、世界一周中のネギーマンさんも居ました。全身&ベルトまで緑色でびっくりしたが、地元の九条ネギのPRのためなのだそうです。
サンタナ・ゲストハウス周辺は、迷路のように入り組んでおり、はじめは辿り着くのが大変かもしれません。私も現地人に「サンタナゲストハウスのオーナーと友達だから」といって道案内されましたが、最後にチップを要求されました。持っていた小銭5ルピーだけ渡したら、「こんな金要らん!!」と逆ギレされたので10ルピーぐらい渡したほうがいいかもです(笑)。その節は、ケチですみませんでした。
サンタナ・ゲストハウスまでの行き方→こちら
ホーリーの時期は満室で、サンタナ・ゲストハウスではwifiがほとんど繋がりませんでした。周辺の宿でシングルルームを探しに行きましたが、相場はだいたい300〜500ルピー。久美子ハウスも見学に行きましたが、空きがなく断念しました。久美子ハウスは新館と旧館があり、旧館のほうが綺麗なのだそうです。次回はバラナシ街歩きの様子を紹介します。お楽しみに。