2016年3月12日 インド・ハンピ
エローラ・アジャンタ遺跡を見るため、ハンピからアウランガーバードの街へ向かいました。今回利用したのはプーネ経由でバスをふたつ乗り継ぐ方法です。
リキシャーでハンピからホスペットへ
ハンピの街からホスペットへのリキシャーの相場は、150〜200ルピー(所要時間約30分。2016年3月時点)。カルヤンゲストハウスに泊まっていた日本人男性とふたりでシェアし、ホスペットの街へ向かいましたが、バス会社ごとにバスの発着場所が異なるため、時間と追加料金がかかってしまいました。
19:00 Metro社ムンバイ行きスリーパーバスに乗車
インドではじめてスリーパーバスに乗りました。バス内はこのようにカーテンで仕切られており、専用のブランケットと枕も備え付けでした。空調はよく利いていましたが、コンパートメントごとにつけられたテレビや充電用のACプラグは、残念ながら機能しませんでした。
私は上の段でしたが、横揺れにはかなり弱い構造のようで、スリーパーバスにも関わらずほとんど眠ることができませんでした。途中休憩が深夜0時頃に1回だけありました。
朝5時頃 プーネに到着
バスの乗務員に「プーネ」と声をかけられ起床する。バスから降りてみると、プーネの市街地に入る随分手前の国道のような場所でした。ここはどこだ・・・・?あたりは暗いなか、リキシャーのドライバーが大勢寄ってきました。
事前にMetro社のバスの運転手に、この後に乗るプーネからアウランガーバード行きのバスは、下車した場所から乗れるのか?と確認したところ「そうだ」というので、てっきりバスターミナルのような場所に着くのかと思っていたのですが、全く関係のない場所で降ろされてしまいました!!
リキシャードライバーにバスチケットを見せると、目的地のバスターミナルが分かった様子。料金は「メーター制だ」というのでそのまま疑うことなく乗車しました。
リキシャーのメーターは当てにならない?!
30分ほど乗車し、ようやくバスターミナルに到着しました。意外と遠く、下車時に請求された運賃は400ルピー(約650円)。メーターが途中から作動していなかったようなので、恐らく意図的なぼったくりだと思います。
乗車した時間から考えても、せいぜい200ルピーだろうと思い値切り交渉しましたが、リキシャードライバーの反感を買ってしまったようで、ドライバーは1,000ルピーだと言い始め、隣のリキシャードライバーも謎の料金表を見せながら加勢してきました。私もこれ以上交渉の余地はないとみて、最終的に400ルピーを支払うことにしたのです。
プーネのバスターミナルでは、2時間ほど待ち時間があったのですが、待合所などもないので隣接した食堂で軽食を食べたりチャイを飲んだりして時間を潰しました。朝も早く睡眠不足気味だったこともあり、このようなあからさまなぼったくりに対処できなかったことは初めてだったので、かなり屈辱的でした。
9:20 プーネからアウランガーバードへ出発
次に乗り込んだのは、ローカルバスです(チケットはハンピの旅行代理店で手配してもらったもの)。プーネのバスターミナルは、雑然とバスが並んでいるだけなので乗り場が全くわかりません。同じバスを待っていたオーストリア人が、近くに居たインド人に頼み電話をかけてもらって無事乗車することができました。
12:00頃 政党集会による渋滞にはまる
インドでは選挙が近づいているためか、この地域ではちょうど政党の集会が行われていたようです。バスが1時間ほど渋滞にはまり、まったく動けなくなりました。もちろんローカルバスなので空調はなく、汗だくになりながらバスが出発するのを待ちました。
17:30 アウランガーバードのバスターミナルに到着
同じバスに乗っていたオーストリア人とリキシャーをシェアし、鉄道駅近くの目星をつけていた宿へ向かいます。リキシャーのドライバーが紹介してくれた宿が割と良かったので、値引き交渉しシングルルームに宿泊することにしました。
アウランガーバードの宿情報
Indradeep Exective Lodging
シングルルーム500ルピー→400ルピーに値下げ交渉し宿泊(2016年3月時点)
AC、シャワー&トイレが部屋に備え付けのタイプ。私が泊まった部屋はシャワーは壊れていたためバケツの水を汲んで使いました。wifiは部屋でも使えかなりサクサク。鉄道駅から徒歩3分ほどの好立地です。
宿の場所
移動情報
バスチケットはハンピの旅行代理店で手配しました。
- ホスペット〜プーネ(Metro社のバス利用)代理店の手数料含め1,250ルピー(約2,050円)
- プーネ〜アウランガーバード(National Travel社のバス利用)300ルピー(約500円)
ハンピからアウランガーバードへは、ホスペットからハイデラバード経由で列車を乗り継いで行く方法もあり、そちらのほうが接続待ち時間は長いが、スリーパークラスでの予約の場合はバスよりも安いと思います。バスを利用する際は、バスの接続・乗車ポイントをしっかり確認したうえで予約することをオススメします。皆さまもくれぐれもぼったくりリキシャーにはご注意を。