2015年8月3日 リトアニアのヴィリニュスから列車でベラルーシのミンスクへ
ベラルーシは東欧の中でも唯一入国にビザが必要な国です。トランジットビザなるものを取得したので48時間以内の滞在となりました。
ビリニュスの列車駅では、地下通路の奥のほうに出国イミグレの窓口があり、ホームに免税店があるのに驚きました。
列車は朝8時に出発し、10時半にミンスクに到着。
↓駅前の景色
ベラルーシでカウチサーフィンをしてみた
カウチサーフィンのサイトでホストを募集してみたところ「是非うちに!」と声をかけていただいたので、1泊のみですがベラルーシ夫婦のお宅にお世話になることにしました。
ホストのスヴェータは、なんと駅のホームまで迎えに来てくれ、プリペイド式のバスの乗車券まで用意してくれていました。
バスでスヴェータの家へ
ミンスクは、旧ソ連時代の建物が数多く残る整然とした街並で、ある意味ロシアよりもよりロシアっぽさを感じる場所かもしれません。
家に到着すると、さっそくスヴェータがベラルーシの家庭料理でもてなしてくれました。instagramからその料理の数々を紹介しましょう。
パンケーキは、クレープのように薄い生地で中に好きな具を入れて巻いて食べます。
このパンケーキの生地の作り方も教えてもらいました。材料は小麦粉、牛乳、水、重層、塩(生地を甘くしたい時は砂糖でもOK)。配分はほぼ目分量ですが、シャバシャバなぐらい水っぽくしてOK。中に入れる具は、きのことチーズの組み合わせがなかなか美味しかったです。
どれも美味しかったです。
私がカウチサーフィンを始めたきっかけのひとつが、現地人からいろんな料理を教えてもらうということだったので、スヴェータからのレシピ伝授はとても嬉しかったです。私もその日の夜、お礼に肉じゃがをつくってあげたら喜んでくれました。
thank you, Sveta for nice Belarusian dishes!
ミンスクの街を歩く
ランチを食べた私たちは、さっそくミンスクの市内観光へ。
レーニン通り周辺
ミンスクの街は中心部に見どころが集まっているので、歩いて観光できます。私が訪れたのは夏だったのでかなり暑さが厳しく、2日に分けて観光しました。
遠くに見えるのが共和国宮殿
ネザレージナスツィ大通りに面しているグムデパート
ミンスクの中心部は非常に整っています
聖霊大聖堂
街中でよく目にした大統領選挙のキャンペーン(確か9月か10月に行われると言っていました)
ネザレージナスツィ広場
グムデパートのあたりからネザレージナスツィ大通りをまっすぐ歩いて行くと、官公庁が立ち並ぶ大きな広場があります。
聖シモン・聖エレーナ教会
平和の鐘。これは同じ原爆被害都市としてミンスクに長崎の浦上天主堂から贈られたものらしいです
レーニン像と国会議事堂
ミンスクでは官公庁の建物はあまり写真を撮らない方がいいよ、とスヴェータに言われていたのですが、ここは観光客が写真を撮っても警備員は全く注意していませんでした。
州立大学
近くにある郵便局でポストカードを出しました。
もう日本には届いたかしら?
国立美術館
ロシアの美術館と比べるとこじんまりしているものの、ロシアやベラルーシの絵画、世界の各国の工芸品コレクションなど見応えは十分でした。
エカテリーナ二世の肖像画
大祖国戦争史博物館
ミンスクにあるこの戦争史博物館は、第二次世界大戦の幕開けから諸外国の動きが時系列で展示してあり、見やすいです。
印象に残ったのが第二次世界大戦中に、ベラルーシはナチスに占領され、約235万人もの人が殺されたという記述。展示の最後のほうには、日本の旗や刀が展示してありました。
日本が過去に第二次世界大戦に参加していたというのはまぎれもない事実。日本もまたアメリカの要請で第三国の戦争に参加する日はそう遠くないのかもしれません。歴史は繰り返すのか?
この博物館に向かう途中にあったユダヤ人の虐殺に関するモニュメント。
第二次世界大戦中にはユダヤ人がここミンスクのゲットーにも強制収容され、ナチスにより大量に殺されたとのことです。大人の像の中に子どもの銅像も混ざっており、見ていて痛々しい。
国立図書館
変わった形の図書館。
展望台へはエレベーターでアクセスすることができます。
意外と整っているミンスクの街・・・
開発途中の地域も目に入ってきます
美人がふたりで撮影会 街の景色よりこっちのほうがずっと気になる(笑)
長くなりましたが・・・観光の全行程に付き合ってくれたスヴェータには大感謝!!
旦那さんもお茶目でとっても良い方でした。
この後は夜行列車でウクライナのキエフに向かいます。