プリヴィェート!
2015年7月4日 ウランバートルを20時半に出て、シベリア鉄道でロシアのイルクーツクへ向かいました
約35時間超の鉄道旅のはじまり
通常は25〜26時間ぐらいでイルクーツクに到着するようなのですが、なぜか約35時間の超長旅となりました。
↓私が乗った10車両目
ウランバートル駅では特に改札などもなく、出発の30分ほど前から乗車がはじまります
私の座席は二等寝台(今回は扇風機なしです かなり古い車内です)
前回の鉄道旅:いざモンゴルへ【北京→二連浩特】
シーツやタオル類も配布されます
通院でお世話になった通訳さんが見送りに来てくれました バイッルラー!!本当にありがとう
↓長旅なので、チンギスハンのエナジードリンクで気合いを入れます
食堂車に期待していたのですが、ロシア国境の街ナウシキまでは食堂車が連結されないらしいです。ショック・・・
駅で肉まんを食べておいて良かったです(2個で1700トゥグルグ=約100円)
列車のコンパートメントで同室になったのはタジキスタンとタイの男性でした
タジキスタン人の彼は、外国語はロシア語しか話さないようなので、指差し会話帳やガイドブックの巻末の付録を使い意思疎通をこころみます
↓すっかり仲良くなり、途中から3人で酒盛り大会
ふたりとも驚くほどいい人でした。
タイ人の彼は、写真を撮るのが好きで、私と同じカメラを使っていること、また仕事を辞めて旅に出たと聞き、急に親近感を覚えました。そして驚いたことに、タイ人は30日以内の滞在だとロシアビザが要らないらしいです。これはかなり羨ましいですね・・・
タジキスタンの彼は、仕事でモンゴル、ウクライナ、ロシア、グルジアなどを点々としているようです。また奥さんがふたり居ると聞き、驚きました。
彼は1990年頃の内戦により、十分な教育を受けることができずロシア語しか話せないことをとても悔やんでいました。「英語を勉強するの手伝ってくれる?」と聞かれたので、ロシア語-日本語の指差し会話帳を見ながら、英語で簡単な自己紹介や挨拶などを教えてあげると、とても喜んでくれました。タジキスタンでは若い世代だと英語教育なども受けているようなのですが、ちょうど彼の年代(31歳)では難しかったようです。
彼は、タジキスタン国内ではビールや牛肉は食べられないそうで(宗教上の理由で)、列車内では牛肉のケバブやビールを思い切り堪能していました。彼の人柄も手伝ってか、私はタジキスタンという国に急に興味が沸いてきました。どんな人が暮らす国なのか・・・治安情報も調べて、タイミングがあえば行ってみようと思います。
国境越えにやたらと時間がかかる
いつのまにか眠ってしまい、気づくと翌朝7時
モンゴル側の国境の街Sukhbaatarで3時間の足止めです
長かった列車がいつのまにか4両編成になっており、エンジン部分の列車の連結を待ちます
停車中に両替商がやってきたので、余っていたモンゴル通貨をロシア通貨に両替してもらいました。(1ルーブル=40トゥグルク あまりレートは良くなかったです)
そこから数時間進むと、モンゴル側とロシア側とでそれぞれイミグレの係員が車内に入ってきます。丹念に顔写真を確認したり、パスポートの入出国記録をスキャンしたり、荷物検査をしたりとこの作業自体がかなり遅い(笑)1時間ぐらいかかってたんじゃないかと思います。
ようやくロシア入国
ずっと来たかったロシア・・・もうニヤけが止まりません
↓国境の街ナウシキに到着
この駅ではなんと4時間の足止め。
何故こんなに移動がはかどらないのでしょうか・・・(笑)
この駅にはATMやシャワーなどもありました(右側のATMは英語対応で7500RUBまでキャッシング可能でした)
暇なので、タイ人の彼と駅の近くのカフェへ行ってみましたが・・・高いうえに少量の単品メニューばかりだったので、適当に肉系のおかずを食べて帰ってきました
のどかな景色が広がります・・・っていうか田舎すぎて何もない
午後16時頃、再び列車に乗ります
↓列車の係員がイルクーツクのお土産を販売しに来ました
列車キャラクターのぬいぐるみが気になります
ウランウデに到着したのは夜の23時頃
40分間の停車があったので、駅近くのお店でケバブを買ってきました(230ルーブル=約500円)
すっかりお腹も心も満たされ、すぐに眠りに落ちました
翌朝8時半にイルクーツクに到着
約35時間超の長旅の終わりです・・・
自分が汗くさくて仕方ありません(笑)
深夜に到着したらタクシーを使おうと思っていたのですが、外も明るいですし足の調子も上々なのでトラムで宿まで向かうことにしました
タイ人とタジキスタン人に別れを告げ、トラムに乗ります(乗車料金12ルーブル=約26円)。ブログを読んでくださっている方から教えてもらった宿に無事チェックイン
スタッフも親切ですし、明るくて非常に快適な宿です(情報をいただきありがとうございました)
宿情報は街歩きの記事と一緒に紹介することにします
それではまた!
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