お伊勢参りについて調べていた時、神様は午後15時までしか活動しないというのを目にしたので、この日のお伊勢参り(二見興玉神社、外宮、内宮、猿田彦神社参拝)を午後15時までに終わらせるべく、9:30には外宮(げぐう)にやってきました。
外宮は、衣食住と産業の神様である豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)を祀る場所です。
背筋がすっと伸びるような澄んだ空気。玉砂利を踏み締めながら歩くだけで、心が浄化されていくようです。
正宮へ。常日頃の生活への感謝を伝えます。
下の写真は以前に正宮があった場所です。伊勢神宮では、20年に一度、正宮の場所が移され、社殿も新しく建て直されるという式年遷宮が行われています。
三石。式年遷宮の時にお祓いする場所です。
木々の強いエネルギーを感じます。
別宮(風宮、土宮、多賀宮)も参拝し、外宮を後にしました。
10:40 外宮前からバスに乗り、猿田彦神社へ
猿田彦神(サルタヒコノカミ)は、日本神話でニニギの天降りの際に道を先導した神です。その子孫の大田命(オオタノミコト)は、天照大神を祀る地として、倭姫命(ヤマトヒメノミコト)に内宮がある五十鈴川の川上の地を献上したと言われているそうです。
伊勢神宮は125の宮社から成ります。猿田彦神社はそのうちのひとつとしてはカウントされていないものの、その由来から別表神格として位置付けられている特別な神社のようです。
猿田彦神社は「道開きの神」として開運の御利益があり、特に本殿の前にある「方位石」は参拝客に人気です。
干支が刻まれた石は、石を触る順番により運気を上げることができるそう。
同じ敷地内にある佐瑠女(さるめ)神社は、天照大神が岩戸に隠れた時に、踊りや歌を踊って気を引いて天照大神を外に連れ出すことに成功したと言われる天宇受売命(アマノウズメノミコト)を祀っています。芸能や人気運の御利益があるそうです。
11:00 猿田彦神社から徒歩でおはらい町へ
内宮を参拝する前に、赤福本店で休憩しました。
やはり本店の赤福は別格です・・・!
お餅が柔らかくて、2個なんてペロリですよ。赤福の餡は五十鈴川の川の流れを、白い餅部分は川底の小石をあらわしているそうです。
甘いものの後は、松阪牛コロッケをパクり。
11:30 いよいよ内宮へ
外界との境目と呼ばれる宇治橋の鳥居をバックに、セルフ撮影会です
内宮は、日本の天皇家の祖先である天照大神を祀る場所です。正宮に向かう前に、五十鈴川で手をお清めします。
内宮の木々もパワーに満ち溢れています。
正宮では日本人として生まれたことへの感謝と、コロナの終息を願いました。
そういえば、天照大神がこの地に祀られるきっかけとなったのも、疫病です。第10代崇神天皇の時代(紀元前93年頃)に疫病が流行し、人口の半分ぐらいが疫病で亡くなった時、皇居に祀られていた天照大神を別の地に遷座することで疫病が終息しました。その後、倭姫命(ヤマトヒメノミコト)が天照大神を鎮座させるのに理想的な地を探した結果、この伊勢にたどり着いたのだとか。
現代の疫病であるコロナが流行するこのタイミングで来たのは、偶然ではないような気がしますね。1日も早くコロナが終息し、海外との往来が始まるよう心から祈っています。
13:00 おはらい町の岡田屋さんでランチ
卵入りの伊勢うどんを注文しました。濃いタレとコシのないうどんに、卵がよく合います。
伊勢神宮御料酒として献上している白鷹の限定酒をお土産に購入し、向かいのスタバでコーヒー休憩です。
おはらい町のスタバは、外観も内装も素敵でした。
口直しに豆腐庵山中さんでとうふソフトクリームを。お豆腐の味が濃厚です!
おかげ横丁もチラ見していきましょう。
若松屋さんのひりょうず(がんも)を二人でシェア。具だくさんで美味しかったです。
16:30 ホテルに戻りお土産物を置いた後、外宮参道でお土産物探しです。コーヒーロースタリーCamino Coffeeに立ち寄ってみました。お土産用にコーヒー豆(ゲグウブレンド)を1袋とカプチーノを頂きました。カプチーノは、深みのある味わいながら、酸味がほどよくあって美味しかったです。
今回のお土産は、お酒が重いので箱で郵送することにしました。ホテルのフロントからヤマト運輸で、三重県から北海道まで送料は1,700円程度でした。(※中1日ぐらいで届きました)
これで最終日も身軽に観光できます。
18:00 牡蠣の朋さんで夕食
伊勢駅の北側にある河崎エリアのお店です。食べログでの評価が高かったのでこちらを選びましたよ。
看板メニューである牡蠣の朋定食をいただきました。生牡蠣or蒸し牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣入りのお味噌汁がついてきます。体調に心配がある方は蒸し牡蠣を選んでください、と説明にありましたが、友人と勢いで生牡蠣を選んだところ、見事に牡蠣に当たってしまいました(笑)
料理はとても美味しかったので、旅先では、生牡蠣は避けて楽しんでみてくださいね。
交通費:JR伊勢駅→二見浦駅 210円
伊勢鳥羽みちくさきっぷ1DAY 1,200円