2018年1月5日 インドネシア・ウブド
バリ島最後の夜に、ケチャックダンス&ファイアーショーを見にいってきました。
会場Pura Dalem というヒンズー教寺院で平日の19時半に催行しています。チケット代は80,000ルピア(約630円)。
19時に会場入りし席取り。気合い十分!
私たちは19時頃に会場入りし、前列の座席をキープ。ショー開始前に、数日前に知り合ったトルコ人女子2人組も合流しました。
まずケチャックダンスについて、簡単に説明しますね。
ケチャックダンスの起源・特徴
- 疫病や凶作などが起こった際に、悪魔を鎮めるための儀式(サンヒャン)として始まった村人のダンスが、観光客向けのエンターテイメント舞踊として発展したもの
- ダンスは楽器(ガムラン)を使わずに、人間の声だけでリズムが取られる(チャッチャツ、という掛け声が特徴)
- ストーリーはインドの叙事詩『ラーマーヤナ』に基づいている
↓こんな説明文がショーの前に配られました。興味がある人は読んでみてください。
ショーが始まる前に売り子からビンタンビール1本25,000ルピア(約210円)で購入。ショーを見ながらビール飲めるって最高ですね。ほとんどボッてない価格設定が嬉しいです。
驚きのケチャックダンスの全貌とは?!
時間になると舞台が暗転し、中央に炎がつけられパフォーマーたちが祈祷を始めました。ドキドキ・・・
ほどなくして、半裸の男たちが登場!!
チャッチャッチャッ、チャカチャカチャカチャカ・・・
ピーポー、ピーポー、ピーポー・・・・
今日初めて参加したの?と思われるような素人っぽい少年もいれば、もう何十年も一筋でやってまっせ!なんなら一番声張ってまっせ!って感じの老人もいます。パフォーマーたちのクオリティにバラつきがありすぎて、じわじわと笑えてきました。半裸なんだから、せめてお腹は引き締めようよ・・・笑
ふと横を見ると、Dがため息をつき、トルコ人女子たちもめっちゃ遠い目になってました笑。これが約1時間続くのか・・・。
登場人物が多すぎてストーリー展開が把握しにくいのが難点ですね・・・。私が唯一わかったのは、このハヌマン神(猿の神様)ぐらい↓
↓多分、この赤い太ったやつは悪役だと思う。(違ってたら教えて)
そしていよいよストーリーはクライマックスへ。
最後に矢を放ち、それが見事にヒットして悪者退治・・・?気づいたら、パフォーマーが一列に並んでカーテンコールしていました。
このショーで一番驚いたのは・・・
終わった〜!と思ったらまだ続きが
ケチャックダンスが終わった後、サンヒャン(悪魔を鎮める儀式)が再現されます。これは鳥を模した人形にまたがった男性が、トランス状態となり火の上を歩き回るというもの。
舞台上に転がる火がついたココナツの実の上を、裸足で灰まみれになりながら歩く男性は、終始目を閉じていました。何だかちょっと可哀想でしたよ。
ショーは約90分で終了。
以前ケチャックダンスを別の場所で見たことがあるというDに感想を聞いてみると・・・
だそうです笑
ケチャックダンスショーはバリ島各地で催されているので、ぜひ観賞してみてください。私は意外とこのゆるさとリズムにはまり、数日間ケチャックダンスの音を口ずさんでしまったのでした。チャカチャカチャカチャカ・・・