2015年3月11日 ペルー・リマ
バスは予定時刻の17時から少し遅れ、エクアドルのキトへ向かって走り出しました。Cruz del Surといえば、飛行機の機内食のような食事が提供され、シートも150度ぐらいリクライニングできて超快適!というイメージしかありませんでしたが・・・
過去記事
出発してまもなく、スペイン語で驚きの事実がアナウンスされました。
15,000円近くもするチケットで食事なしで30時間も移動するのなら、飛行機でさくっと移動すれば良かったです・・・。しかもシートのグレードは以前乗った時と比べると低く、リクライニングの角度も浅いもの。これで30時間・・・耐えられるのでしょうか?!
途中休憩を挟みながら、バスは快調にひた走る
深夜0時頃 食事休憩
出発して5〜6時間ほど経過した頃、バスは食堂付きの休憩所に止まりました。深夜だったため、胃への負担を考え、あっさりとしたチキンスープを注文しました。(8ソル=約300円)
他の乗客とはほとんど会話はしなかったものの、長距離バスだと知らず知らずのうちに顔を覚えてしまうもので、休憩所などで「出発までまだ時間あるよね?」と確認しながら、さりげなく私の存在をアピールしていました。何せひとりなので、トイレに行っている間などに、バスに置いていかれたりしないか不安だったのです(笑)
翌朝も食事休憩
売店でSipanという危険なお菓子を見つけ、コーヒーと一緒にいただきました。Sipan(8ソル)は、中にこってりとしたクリームが入っているサンドイッチクッキーのようなお菓子で、アルゼンチンのDulce de lecheの固形版といった感じ。南米はデブへの誘惑がとにかく多いですね。
夕方にマンコラで休憩
その日の夕方、バスはエクアドルとの国境マンコラという海沿いの街にたどり着きました。
ビーチまでは距離があるようだったため、近くのレストランでゆっくり過ごすことにしました。
レストランで食事をした後、手持ちのソルを使い切るため売店に立ち寄りました。インカコーラのチチャ・モラーダ版を見つけ、嬉しくて購入しようとしたら数セント足りず・・・!
お店の人にペルーを出国するのだと事情を話すと「それでいいよ」と、値引き対応してくれました笑 ソルをきれいさっぱり使い切り(むしろマイナスですが...)、無事ペルーを出国です。
ペルーを出国
夜暗くなる前に、バスはイミグレーションに到着しました。
ここではバスで配布されたイミグレーションカードに記入をし、窓口に出すだけという簡単な手続きでした。ペルーは30日間のビザのうち、27日間の滞在とかなりギリギリの日程で周遊しましたが、まだまだ行きたい場所は多かったですね。時間があれば、トレッキングでワラスへ行ってみたかったなぁ〜。
再びバスに乗車すると、隣の席のコロンビア人女性が姿を消していました。
「彼女は?」と周りの乗客に尋ねると「国境で降りたようだよ」との返事。かなりミステリアスな展開でしたが、2席を独り占めできたことにほっとしながら、眠りについたのでした。