2017年1月28日 マレーシア・クアラルンプール
国立モスクを出て、車でクアラルンプールの南方面へ。午前中は快晴だったのに、途中からひどい雨に変わりました。
ピンクモスクに向かう途中、Jesseccaの家に立ち寄りました。Jesseccaの家、とにかくきれい!クアラルンプール郊外は家賃は安く、なんと月4万円で1軒家が借りることができるらしいです。
iphoneでタイマーを使って皆で記念撮影。皆初対面とは思えないほどフレンドリーでした!
Jesseccaに「そろそろピンクモスクの見学時間になるけど、大丈夫かな?」と確認すると、外で無駄に待たなくて済むよう、わざわざ自分の家に招いて時間を調整してくれていたようです。なんて優しいのでしょう・・・。
ピンクモスク(Masjid Putra)へ
17時半〜18時の見学時間に合わせ、絶妙なタイミングでピンクモスクに到着。ピンクモスクがあるのは、政府機関などが集まった新しい行政エリアで、周りにある建物もユニークで一気にテンションが上がりました。
ピンクモスクは1999年にプトラ湖畔に浮かぶように建てられました。
入口でローズ色のローブを借り、中に入ります。
うおおおおお 地面から天井まで全部ピンクです!!最大15,000人を収容できる巨大モスクです。
礼拝堂には見学用のスペースがあり、礼拝する人の邪魔にならないようになっています。ボランティアの女性がつき、英語で説明してくれ15分ほど話に聞き入りました。
イスラム教では1日5回の礼拝タイムは決まっていますが、礼拝タイムにやりかけの仕事があるなどする場合は、自分のタイミングで礼拝するよう推奨しているのだそうです。もし礼拝堂に時間に遅れてくる人が居れば、途中からでも参加できるようなシステムになっていて、基本的に他の礼拝者の横に立ち、そのグループに加わっていくのだそう。そのためモスクでは人が横に一列に並んでいるのだと、この時初めて列の意味を理解しました。
礼拝堂の前には、各国の言語に翻訳されたコーランが。中国語、韓国語、日本語、ロシア語もあります。
ボランティアの女性は礼拝の作法についても説明してくれました。驚いたことに、礼拝のポーズはヨガにも似た効果があるんだとか。言われてみると、確かに3番目のポーズは太陽礼拝に出てくるやつにそっくり。まさに人間の神秘です。
向かいにあるのは首相官邸。
私たちが訪れたのは土曜の閉館時間でしたが、静かに礼拝をしている人も見かけました。
モスクから少し離れてみると全体像がよくわかります。
駐車スペースでマレーシアのおでんを購入。ソースも甘めで日本のおでんそっくりの味でした。
最後にピンクモスクに来ることができ、本当に良かったです。Jesseccaたちも「普段なかなか来る機会がないので、案内できて良かったよ!」と楽しんでくれたようですし。
Klia2空港へ
Jesseccaには空港で降ろしてもらうよう伝えたものの、「ディナーを一緒に食べよう」とKlia2の手前にあるこのショッピングモールへ連れてきてくれました。
キナバル山で会った救急隊員が「マレーシア料理といえばこれでしょ」と言っていたのを思い出し、ナシ・レマをオーダー。
これをぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのがマレーシア流。ナシ=rice レマ=fatという意味らしいです。fatの由来は、ごはんにココナツを一緒に入れて炊き上げており、栄養価が高いという点からきているようです。
ソースは辛くて美味しかったけれど、この時体調がすでに悪かったのか、思ったように食が進まず半分ぐらい残してしまいました。しかもJesseccaには「私にもてなしさせて!!」と逆に奢られてしまう始末・・・。
三井アウトレットパークの一角には日本を紹介するブースがありました。札幌が紹介されているのも嬉しいですね。
国際線出発階まで車で送ってもらい、皆とお別れです。Jesseccaたちがもし札幌に来ることがあれば、私も全力でもてなしたいと思います。
エアアジアでクアラルンプールから札幌へ
職場や友人用にお土産のチョコレートを免税店でたっぷり買い込み、お目当てのラウンジへ向かいます。
Klia2 国際線出発ターミナル2のラウンジ情報
3階部分のskybarの後ろ側にWellness Spaがあり、こちらがこのターミナルで唯一Priority passが使えるラウンジとのことです。(※2017年1月時点 公式サイトではPLaza Premium Loungeという名称になっているかと思います)
ラウンジ自体はそれほど広くなく、座席はかなり限られています。食事は簡単なブッフェ形式のものがある他、アルコールは缶ビール(無料)がありました。残念ながらシャワーは、満室で使うことができないとのこと。困ったことにトイレもシャワーと一体型になっているため、ラウンジの外にあるトイレまで行かなければならず、少々不便でした。
22時40分頃 エアアジア機内へ搭乗
webチェックインは済ませてあったのですが、どうやら国際線のためカウンターで搭乗券を発行してもらう必要があったようです...。搭乗口で係員にパスポートを預け、搭乗券を発行してもらい無事搭乗することができました。勉強になりました・・・。
帰りもESO(Empty Seat Option)に申し込み、見事当選です。3シートを独り占めし、横になることができました。
行きと同じように寝袋で寝ていましたが、深夜1時頃に尋常じゃないぐらいの震えと悪寒が止まらず、その後は気を失ったように寝ていました。これまでの疲れが一気に出たのかもしれません。
気づけばもう朝。晴れ渡る空を見ながら耳にしたのは「札幌の天気は晴れ。マイナス13度」という恐ろしい機内アナウンス!!
死んでしまう・・・しかもボロボロになったトレッキングブーツを捨てて来たため、靴下+サンダルでの凱旋帰国となりました。
入国審査でも倒れそうになるぐらい気分が悪く、税関審査員に心配されつつ空港からなんとか帰宅。熱を測ると38.5度!
翌日は出勤予定でしたが、熱が下がらず上司に事情を説明し欠勤させていただきました。(こんなに体力がないとは...)
*以上、2017年1月時点での情報をもとに記事を作成しました。(1リンギット=約25.5円で計算)