2016年9月24日
少し早い紅葉を見に、黒岳に行ってきました。
層雲峡へは札幌から高速で約3時間
層雲峡へは、高速を使えば札幌からも日帰りでアクセス可能です。
午前4時 札幌を出発
ほとんど車通りがない早朝の道路。霧がかっており、運転にヒヤヒヤしながら旭川本面に向かって車を走らせます。深川からは高速を利用し、一気に層雲峡へ。
層雲峡には24時間営業のセブンイレブンがあります。ここで、朝ごはんと頂上で食べる用のおにぎり等を購入しました。
午前7時 層雲峡温泉街のロープウェーの駐車場に到着
層雲峡ロープウェイは無料駐車場完備。(ロープウェイの営業時間は午前6時から)
登山靴に履き替えいざ出発・・・と思ったら、うっかり登山用ポールを忘れてきたことに気づきました。黒岳は岩がゴツゴツした登山道が続くため、ポール持参をおすすめします。
層雲峡温泉エリアからロープウェイで五合目まで
窓口でロープウェイのチケットを購入(往復1,950円)。
なんとモンベルカードを窓口で提示すると200円引きになるらしい!!会員の方は忘れずに持参しましょうね。
まずは標高670mのロープウェイ乗り場から、標高1,300mの五合目まで一気に移動です。
ロープウェイは片道約7分。朝7時の時点で、シルバーウィークの影響なのか本格装備の登山客が多い。そして、五合目で目にしたのはまさかの・・・
運が良ければ見えるかも?!黒岳・五合目で雲海に遭遇
ロープウェーを降り、窓の外に広がっていたのは一面の雲海でした。
前日の雨の影響なのか、雲海が観れたのはラッキーでした。振り返ると、紅葉で色づきはじめた山々が。
黒岳には、カムイミンタラというアイヌの言葉があります。
神々が遊ぶ庭という意味。
調べると神々というのはヒグマのことで(アイヌではヒグマは神の化身とされていた)、ヒグマが遊ぶ庭ということだそうです。
ロープウェイ黒岳駅からペアリフト乗り場までは約200m↓
カムイミンタラだけあって、ヒグマに遭遇した時のHow to看板もあります。
「走って逃げてはいけません。全員が集合し、ヒグマとにらみあう」
私は生まれも育ちも北海道ですが、ヒグマとにらみあえる自信はありません。
ちなみに北海道で最高峰の山は旭岳(標高2,291m)です。
大雪山というのは黒岳、旭岳などを含むこの地域の山々を総称した呼び名で、黒岳から旭岳までは縦走することも可能。(黒岳7合目からの所要時間約8時間)
紅葉を見ながら空中散歩・ペアリフトが快適
黒岳駅から徒歩5分でペアリフト乗り場にやってきました。(ロープウェイとは別料金で往復600円、片道400円)
※自力で登山したい人は、ペアリフト脇の登山口に進みましょう。(片道3.5km・恐らく3時間はかかる)
ペアリフトは、足が地面に届きそうなぐらいの低空移動。朝の澄み切った空気が気持ちいい。
七合目から登山開始
まずは七合目の展望台で、1枚写真をパチリ。天気も概ね良好です。
ちなみにこの七合目には「黒岳カムイの森のみち」という散策路もあり、登山は無理ですが、紅葉だけ楽しみたいという人にも楽しめるよう配慮されています。
登山口の山小屋で入山名簿に名前や住所を記入し、黒岳頂上に向け出発。石がゴロゴロした登山道で、上のほうに行けば行くほど段差も大きくなります。
途中、ななかまどの実を食べているリスと目が遭いました。
遠くから見えた紅葉のパッチワークの中を、自分たちが歩いているのだと想像すると不思議な感じがしました。
暑い(笑)こんなに天気だとは思わなかったもんで、ズボンの下にヒートテックを履いてきたことを後悔しました。約1時間半で黒岳頂上へ!
大自然が作り上げる絵の具のパレットのような景色
午前9時45分 黒岳山頂1,984m地点に到着
そこにはスケール違いの山々が広がっていました。
頂上で食べるおにぎりはやはり格別ですね。
ただ、近くにいたガスバーナーでお湯を沸かしカップヌードルを食べている人たちが「山頂で食べるカップヌードルは地上の200倍旨い」と言っていたので、いつか真偽のほどを確認してみたいと思います。
黒岳頂上付近を10分ほど散策してみたが、キリがないため今回はこのあたりで引き上げです。次回は、ぜひ旭岳縦走もしてみたいですね。
帰りは1時間もかからずに7合目まで下山、ペアリフト→ロープウェイを乗り継ぎ12時半にはふもとに到着しました。紅葉はあと一歩といったところでしたが、大自然からパワーをもらった黒岳登山でした。
層雲峡の日帰り入浴&ランチ情報
登山帰りに温泉に立ち寄りました。層雲峡ロープウェイから徒歩5分ほどの場所にある日帰り温泉施設「黒岳の湯」で、入浴料は大人600円。
ここは単純弱アルカリ性の湯でサラサラしていますが、体がとても温まるいい温泉です。内風呂のほか、露天風呂、サウナ、水風呂などがあります。備品はリンスインシャンプー、ボディソープ。(タオルは別途レンタル可能)
入浴後のランチは、黒岳の湯の入口横にあるレストラン「ビアグリル キャニオン」で。ここのメニューはカレーやピザ、パスタなどの洋食が中心ですが、ハンバーグのクオリティがかなり高かったです。
長距離運転と登山の疲れもあり、黒岳の湯の休憩室で30分ほど仮眠してすっきり。帰りも快適ドライブで、18時には帰宅しました。付き合ってくれた友人に感謝。お疲れさまでした!!
今回紹介した場所
「層雲峡温泉・朝陽リゾートホテル」の日帰り入浴(800円)も雰囲気が良さそう。
※以上、2016年9月時点での情報をもとに記事を作成しました。