2015年12月7日 エチオピア・アディスアベバ
アディスアベバの街歩き情報、まずはピアッサ地区から紹介します。
アディスアベバ街歩きマップ
エチオピアの朝市へ
アディズアベバに到着した朝のこと。7時頃にピアッサ地区の大通を歩いていると、朝市に遭遇しました。
重そうな麻袋やかごを頭上に載せ運ぶ人々。女性も男性も関係なく皆働き者ですね。
私は実はモロッコ以来初めてのアフリカにびびっていて、スマホで写真を撮るのが精一杯だったのですが、ショーンは一眼レフカメラでガシガシ撮影していました。ただ、スマートフォンを向けるだけで露骨に嫌がる人もいたので、写真を撮る時には注意したほうがいいと思います。
カプチーノ事件
朝市を後にした私たちは、近くにあるイタリアンカフェに入りました。ふたりともカプチーノをオーダーしたのですが・・・
ホットチョコレートが出てきたではありませんか。
この時、私たちはどうしてもカプチーノが飲みたかったのです。
店員さんを呼び止め「これは違う。カプチーノを持ってきてくれ」と伝えて、待つこと5分。
運ばれてきたのは、やはりホットチョコレートでした(笑)
(もしかして・・・エチオピアってカプチーノが存在してないんじゃない??)
ざわざわし始める私たち。
カウンターまで行き店主らしき人に「コーヒーでいいから持ってきて」と伝えると・・・
エスプレッソが出てきました(笑)
極端か!
ちなみにピアッサ地区にある有名なTomoca Coffeeでは、おいしいマキアートを飲むことができます(15ブル=約82円)
ここのコーヒーは、濃い目なので1杯でも飲みごたえがあります。毎日通いたいぐらい美味しかったです。(タイトゥーホテルで知り合った欧米人のおじさんは1日2回も通っていると言っていました)
エチオピアの伝統食「インジェラ」を食べてみた
旅人の間では評判が悪いエチオピア料理「インジェラ」。クレープ状のパンで、発酵したような酸っぱい味がするため「見た目は雑巾、味はゲロ」などと例えられることもあります。
ショーンはオーストラリアでエチオピア料理店に行ったことがあり、インジェラを美味しく食べるコツまで知っているとのこと。
私たちはタイトゥーホテルから徒歩3分ほどの場所にあるピザレストラン「Pizza de Napoly」へ。メニューにはありませんでしたが、ビーフを辛めに味付けしたものを注文し、インジェラを添えてもらいました。
恐る恐るインジェラを口に運んでみます。
初インジェラは予想以上に美味しく自分でもびっくりしてしまいました。その日は昼を食べておらず、空腹だったおかげかもしれませんが。
ちなみに、インジェラがイケる口だとエチオピアの旅がぐっと楽になります。とある田舎町に行くと、パスタとインジェラの2択しかメニューにないお店もありますし、インジェラはメニューの中でも最もリーズナブルな食事のひとつだからです。
エチオピアビール「セントジョージ」(18ブル=約100円ぐらい)。あっさりした味わいでエチオピア滞在中はよくお世話になりました。
ピアッサ地区の自称ガイドの青年たち
ピアッサ地区は安宿地区として有名で、東京でいう銀座のような繁華街です。夜になるとあたりが暗くなり、近くのバーやレストランが地元の人たちで埋め尽くされていました。
ある日、タイトゥーホテルのレストランで知り合ったオランダ人のおじさんが、ビールを飲みに誘ってくれたので、上で紹介したPizza de Napolyに一緒に行くことになりました。
おじさんが連れてきたのは、シャツを着たこざっぱりとしたエチオピア青年でした。彼は旅行者相手に観光ガイドをしているそうで、おじさんも数日前に彼に案内をしてもらったとのことでした。エチオピア青年はきれいな英語を話し、会話はウィットに富んでいて楽しかったです。帰り際、青年はしきりに私に街案内をしたいと誘ってきましたが、私は考えておく、とだけ答えておきました。
青年との別れ際、私はおじさんが青年にお金を渡しているのを見てしまいました。不審に思いおじさんに話を聞いてみると、彼に会うたびにチップを要求されているそうです。「もう、あいつのことは信用していないんだ」と、おじさんはそう言いながらもチップを払うのを拒否できないようでした。もしかすると青年に何か弱みを握られているのかもしれません。
ピアッサ地区をひとりで歩いている時、私も何度か地元の若者にガイド目的で声をかけられることがありましたが、うっかり誘いにのると面倒なことになりそうだなと思いました。また、ピアッサ地区は盗難も多いようで、道端で声をかけた隙を狙い、ポケットからスマホを盗ったりする人もいるそうです。ピアッサ地区は、なかなか油断大敵の場所なのでした。
*以上、2015年12月時点での情報をもとに記事を作成しました。(1ブル=約5.5円で計算)