2015年12月6日 イラン・シーラーズ
イランで一番見たかったローズモスクへ
シーラーズ観光の最後を飾るのは、私がイランを訪れる動機ともなったローズモスク「Nasir al-Molk Mosque」だ。これを見るために、イランを訪れたと言っても過言ではない。
このモスクは、以前の記事でも紹介したVakil バザールの近くにある。「ローズモスクは朝が一番綺麗だよ」と聞き、気合を入れ8時前にはモスクに到着していた。8時を過ぎると、こんな感じで光が差し込み始める。(12月時点)
まるでこの空間だけ、時が止まったかのようだった。
このモスクが「ピンクモスク」もしくは「ローズモスク」と呼ばれるゆえんは、ピンク色のタイルが多く用いられていることや、タイルに描かれた薔薇の花が由来らしい。
外国人用の入場料は確か150,000リアル(約500円 *2015年12月時点)。この写真のおじさんがふたり座っている後ろ側の建物が、例のモスクだ。
私はイラン最終日にここを訪れたのだが、数日前に一度通っていたら、シーラーズ滞在中にもう一度来ていたかもしれない。それぐらいに美しくて感動的だった。
場所
シーラーズの宿情報
Esteghlal hostel
ツインルーム(1泊450,000リアル=約1,500円)*wifi・朝食なし
シーラーズではカウチサーフィンでホストの家に2泊させてもらったが、ホストの都合が悪くなりシーラーズの市街地のホステルに1泊することになった。
場所
Dehnadi Stの真ん中あたり。観光には便利な立地で、オーナーさんが英語も話すことができ優しい。wifiは使えないけどね。
このホテルに泊まっていた時、リセプションに偶然イラン人のカップルがやってきたが、すぐに引き返していったので、不思議に思いオーナーさんに理由を聞いてみた。
イランには短期の結婚というシステムがあって、1時間だけでも結婚できるらしい。(シーア派の人だけらしいが)彼らは、短期の結婚のカップルだが公的書類がないために同室で泊まれないと断られていたのだ。ちなみに短期の結婚で、お互い気に入れば長期の結婚にシフトできるらしい。
テヘランで知り合ったHakanに「短期の結婚しようよ」とメッセージを送ったら、「短期の結婚には興味がない」とばっさりと切り捨てられた(笑)。
さようなら、イラン
シーラーズ最終日は昼頃に宿をチェックアウトし、バザールをぶらぶらしたり、近くにあるShahcheragh(シャー・チェラーグ廟)を見学したりしてのんびり過ごした。
シャー・チェラーグ廟の自習室のような場所でリラックスしているところ
宿の近所のケバブ屋さんでチキンケバブをお腹いっぱい食べ、空港に向かった。
そう、私はこれからイランを離れアフリカのエチオピアを目指すのだ。
正直、ひとりでアフリカに行くことにかなりビビっていた。マラリア、盗難、強盗・・・アフリカでトラブルに遭った旅仲間からそんな話も聞いていたため、直前までSNSなどで同じ時期にエチオピアに向かう日本人の旅仲間を探していたが、見つかりそうになかった。
ただ、シーラーズの宿には、エチオピアのダナキルツアーに行ってきたばかりの中国人が偶然泊まっていて、親切にもツアー料金の相場なども教えてくれた。ダナキルツアーに行けば、旅仲間が見つかるかもしれない。そんな楽観的な考えで、私はアフリカへ向かったのだった。
*以上、2015年12月時点での情報をもとに記事を作成しました。