スペイン巡礼中ってどんな感じ?
2015年9月18日〜24日にサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼をしてきました。
私たちが歩いたのは、ポルトガルの道のうちのほんの120km。この距離だと最短で5日ぐらいでも巡礼可能ということですが、私たちは初心者ということもあり、1日18km前後を5〜6時間ほどかけてゆっくりと歩きました。
巡礼中の1日の動き
6:00am 起床
6:30am 巡礼宿を出発
9:00〜10:00am 途中にあるカフェで朝食兼コーヒータイム
12:00pm アルベルゲ(巡礼宿)に到着・ランチライム
13:00〜17:00pm シャワー・洗濯・昼寝など自由時間
18:00〜20:00pm 夕食
ポルトガルの道のアルベルゲはキッチンが充実していなかったため、基本外食でした。
21:00pm頃 就寝
こんな感じで、早寝早起きの生活を送っていました。この歩いて・食べて・寝るだけの生活により自分の体にリズムができ、巡礼中は普段よりも体調が良かった気がします。
9月のポルトガルの道はぶどうの収穫シーズン!
ポルトガルの道の巡礼路は、ぶどう畑のオンパレードです。
スペインのガリシア地方ではアルバリーニョという白ワインが有名で、スーパーでも3〜4ユーロでワインが売っていたりします。
1本のワインをシェアできる人が居ないなあ・・・と思っていたら(同行していた友人は飲まないので)、ぶどう畑の近くで飲んでいたおじさま方から、自家製アルバリーニョワインをいただきました。
結局ボトル半分ぐらい飲ませてもらい、この日はほろ酔いでカミーノ(巡礼)しました。
マイナーでオススメ「スピリチュアルの道」Ruta Espiritual
歩くペースが遅いゆえ、アルベルゲのベット争奪戦に疲れた私たちは、巡礼3日目にして主要ルートからドロップアウトすることを決意。
主要ルートから外れたスペイン海岸沿いには、修道院が多く立ち並ぶスピリチャルの道という巡礼コースがあります。
海岸沿いということもありシーフードが新鮮、絶景、マイナールートなためアルベルゲが混んでいない(ここ重要)、最終日はPadronまで巡礼用ボートに乗れる(有料)といういいこと尽くしのコースなのです。
その他、素晴らしい景色や美しい修道院。見どころいっぱいのスピリチャルの道、マイナーかもしれませんが、是非おすすめしたい巡礼コースです。
巡礼最終地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へ
巡礼7日目。昼頃私たちは最終目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着しました。
私たちがどうしても見たかったのが、大聖堂で毎週金曜日に見ることができる伝統的なボタフメイロ。大きな香炉が、振り子のように大聖堂内を舞うのです。(昔は巡礼者たちが不衛生だったことから、匂いを消すために香炉が使われたという説もあるそうです)
ボタフメイロが始まると、大聖堂の中は一気に盛り上がります。巡礼者以外にも観光客にも人気のイベントのようで、満員御礼でした。
世界一周中にスペイン巡礼ができると思っていなかったので、ゴールした後は、感慨深い気持ちになりました。
巡礼中に出会った、すべての人に、すべての景色に感謝。
以上、1週間からできるスペイン巡礼コースを紹介しました。