2015年1月26日 ボリビア・ラパス
この日は女4人で、ラパス郊外のティワナク遺跡と月の谷へのツアーに参加しました。
ラパスから車で約1時間で、標高3,800mにあるティワナクへ。
謎のティワナク遺跡
ティワナク遺跡は、紀元500〜900年に最盛期を迎えた首都跡で、ペルーのマチュピチュ(15世紀)よりもずっと古い遺跡です。現在も発掘・修復が進められています。
入口付近で見かけた石のモニュメント。なんと拡声器とのことです。儀式に使われたのでしょうか。
かつては、このようなピラミッドだったのですが・・・
スペイン人に見事に破壊され、修復途中の下部の壁面以外はただの丘のようになっています。
ピラミッドの頂上にある十字型のモニュメントは、太陽暦を表すそうです。
アカパナピラミッドから見下ろしたカラササヤ(神殿跡)。ティナワク遺跡は、宗教的・政治的な場として重要な役割を果たしていたのです。
次は半地下宮殿へ。壁面にはなんと・・・
顔が埋め込まれていました。
あらゆる人類の顔をモチーフにしているという説があります。ガイドが「アジアっぽい顔もあるよ〜」と教えてくれましたが、もはやエイリアンにしか見えません。
カラササヤにある太陽の門へ。
門は一枚岩でできていて、上の部分には太陽の神様と48の鳥人が彫られています。春分の時に太陽とこの門が一直線でつながるよう配置されていたそうです。
最後に、モノリート(立像)です。
理由は謎なんだそうです。気になる〜!!!
ティワナク遺跡は広く資料館に立ち寄ったりと、約2時間滞在しました。この遺跡に関しては謎が多く、ガイドさんも説明するたびに「あくまで推測だけどね」と言っていましたね。
それよりも残念だったのは、このツアーにプマ・プンク遺跡が組み込まれていなかったことですね。
このティワナク遺跡から約1kmほど離れた場所にあり、高度な石加工技術が見られる超有名な遺跡があるのです。数トンもある巨大な石は、見事なまでに水平にカットされていて、宇宙人が運んできて作ったんじゃないかと囁かれているほどです。ここまで来て、何故見逃したのか・・・。もしティワナクに行く機会があれば、私の代わりに行ってきてください。
レストランでランチ休憩
ツアーにはランチがついており、前菜・スープ・メインディッシュ(肉or魚)から選ぶことができました。
ボリビアで食べた食事で一番まともだった気がします。それか、日本食のけんちゃんぐらいかな。
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ラパスに戻る途中、絶景に遭遇
ティワナクからラパス郊外の月の谷に向かう途中、ドライバーさんが崖の上で車を止めてくれました。
目の前に広がっていたのは・・・
ボリビア版カッパドキア?!月の谷へ
ツアーの最後に辿り着いたのは「月の谷」(Valle de la luna)です。
近づいた瞬間、もう絶景の予感しかしません。
見よ、これが長い時間かけ岩が侵食されてできた月の谷だ!
私がラパスで一番好きな場所は、ここに決定です。
周囲の大自然とのコントラストも美しいし・・・
すぐ横に、民家がチラ見えする感じも素敵です。
大満足でツアーを終え、ラパス中心部へ戻ったのでした。
ツアー情報
ティワナク遺跡、月の谷はどちらも自力(バス)で行けるようですが、バスの乗り換えが面倒だったため、旅行会社でプライベートツアーを組んでもらいました。
ラパスのサンフランシスコ教会の裏手には何軒も旅行会社があり、そこで値段交渉をして申し込みました。(4人で申し込み、ひとり230ボリ+遺跡の入場料80ボリで合計310ボリ=約5,270円・ランチ付き)
*以上、2015年1月時点での情報をもとに記事を作成しました。当時の為替レート・1ボリ=約17円