2015年11月4日 アイスランド・スカフタフェットル国立公園
私たちは氷の洞窟ツアーに参加するべく、集合場所のヨークルスアゥルロゥンという氷河の湖にやってきました。
相変わらず天気は優れませんでしたが、夢にまでみた氷の洞窟に入れるのかと思うと、期待に胸が高まります。氷の洞窟ツアーはGuide to Icelandというツアー会社のウェブサイトで申し込みました。
Ice Cave Tour by Vatnajokull Glacier | Jokulsarlon Departure Point
This is by far the most popular ice cave tour in Iceland. It departs from Jökulsárlón glacier lagoon, which is about 5 hours drive along the Ring road east from Reykjavík. The tour takes place in Vatnajökull national park, which is the largest glacier in Europe.
前年度には10月末に氷の洞窟に入れたというブログ情報もありましたが、この年に限って、氷の洞窟ツアーのスケジュール日程を見ると、他のツアー会社も軒並み11月中旬から開始となっていて、かなり焦りました。そんななか、このツアー会社だけは11月4日に空きがあるということで、何とか申し込むことができたのでした。
9:30 氷の湖前のカフェに集合
集合場所には私たち以外にも何組か居て、皆の顔からも期待が滲み出ているような気がしました。
洞窟までは30分近くアップダウンの激しいオフロードがあるようで、ゴツいジープに二手に分かれて乗車しました。移動も含め、ツアー時間自体は2時間ほど。ツアー料金は19,500クローネ(約1.7万円)だ。*2015年11月時点
車内では点呼をとったり、安全に関する誓約書にサインをしたり。オフロードの車のあまりの揺れの強さに、仲間と思わず笑い合いました。
そしてツアーリーダーの口から、思わぬ事実が伝えられます。
そこにあったのは、見事に崩落した氷の洞窟でした。
この氷の洞窟は見れないってことなのでしょうか...
ガイドさんはどのようにして氷河が形成されたのか、現状について淡々と説明してくれますが、ショックが大きすぎて説明が全く頭に入ってきません。唯一聞き取れたのは、氷が青い理由は含有する空気が少なく、光の乱反射が少ないということだけでした。
次に私たちが連れてこられたのは、小さな氷の洞窟。
そして中へ
そこには絵に描いたような美しいブルーの世界が広がっていました。
この青い氷が一面に広がっていたらどんなによかったか・・・
確かにガイドが言った通り、天井部分はいつ崩れてもおかしくない状況でした。
5分間の氷の洞窟体験に約2万円・・・
かくして、この氷の洞窟ツアーは世界一周の旅で最も高いツアーとなったのでした(笑)
ツアーの後に氷の湖に戻った私たちは、そこで思い思いに時間を過ごしました。
アイスランドの氷の洞窟は、世界一周で観たいもののTOP5には入っていたため、正直かなりショックでした。自然で形成される氷の洞窟は、その時の気候やタイミングなどによって状況は大きく左右されます。まぁ、昨晩オーロラが見れただけでもラッキーだと思うことにしよう。
この日は、セイジスフィヨルズルという映画LIFEのロケ地として使われた港町に立ち寄ったぐらいで、ほぼ移動で1日を終えました。私にしてはめずらしく、何を食べたかも覚えていません(笑)
17:30頃 エイイルススタジルの街に到着
まずはBonus(スーパー)で食料の買い出しです。平日は18時半には閉店してしまうからです。
次に、目星をつけていたキャンプサイトへ。
ビジターセンターの張り紙をみると、昼頃でリセプションが閉まってしまうようです。キャンプは自由で、翌日支払いに行けばいいとのこと。
こちらがビジターセンターに隣接するシャワー&トイレ、テーブルエリアです。暖房もしっかり入っていて、アツアツのシャワーに癒されました。
この時期にキャンプをする人など皆無で、私たちはテントは持っていません。周りにゲストハウスは何軒かありましたが、ドミトリーは1泊4,000円。そんな事情もあり、結局このスペースで1泊することにしました。
翌日リセプションで申告すると、ひとり500クローナ(約440円)でいいと言ってくれました。ゲストが他に誰もいなかったから良かったのかもしれないけれど、何だかみっともないことをしたような気がするので、次回からはちゃんとしたところに泊まろうと思いました。