スリランカ旅行を決めたきっかけと旅のテーマ
以前からアーユルヴェーダに興味があり、シロダーラ等の施術を受けてみたいと思っていました。スリランカのネゴンボにカルナカララという日本人御用達のオールインクルーシブのカルナカララというアーユルヴェーダリゾートホテルがあり、調べてみたら、意外と手が届く範囲の料金だったので、とんとん拍子でスリランカ行きが決まったというわけです。
スリランカは訪問したことがなかったので、どんな国なのか実際に見てみたいと思ったのも決め手のひとつでした。旅のテーマは癒しと冒険です(笑)。
スケジュールとルート
旅行期間:約2週間(2024年6月10日〜6月22日)
有給を取って旅行に行ってきました。
訪れた地域:ネゴンボ(アーユヴェーダリゾート3泊4日)、アヌラーダプラ、シギリヤ、ダンブッラ、キャンディ、エッラ、コロンボ、ゴール(日帰り)
スリランカ国内の都市を2日おきに移動するような行程でした。コロンボからキャンディ・ヌワラエリア、ダンブッラ、シリギヤあたりを周遊してコロンボに戻るルートが一般的かと思うのですが、アヌラーダプラをねじ込んだ結果、このようなぐるっと時計回りをするようなルートになりました(笑)
準備編
ビザ
日本国籍の旅行者がスリランカに入国するには観光ビザが必要です。私が渡航した2024年6月時点では、スリランカ政府の政策で日本国籍の旅行者は観光ビザの手数料が無料になっていました。
通常はe-visa(50ドル+オンライン手数料10ドル)もしくは到着時のアライバルビザ(60ドル)を取得する必要があります。
※2024年5月時点での情報です
また2024年8月現在、スリランカ政府でe-visaの委託先との揉め事が発生しているようで、e-visaのサイトが閉鎖されています。X(旧ツイッター)情報を見る限り、まだ日本国籍の旅行者の観光ビザの無料措置は継続しているようで、空港でのアライバルビザを無料で取得して入国することが可能のようでした。
渡航時は常に最新の情報を収集されることをおすすめします。
フライト
成田に前泊して、成田-コロンボのスリランカ航空直行便を利用しました。私が住む札幌からだと手が届く価格帯でのコロンボ行きのフライトは意外と選択肢が少なくて、上海経由、バンコク経由、成田直行便の3択でした。
私は安易に成田直行便を選択したわけですが、初日からフライトが欠航になるという大惨事に見舞われました(笑)。後でスリランカ航空の評判をネットで調べてみたところ、遅延は当たり前とのことでした。詳細については別記事で紹介しますね。
両替
現金を多く持ち歩きたくなかったので、現金からの両替(空港+コロンボ市内の両替屋)とATMの国際キャッシングを併用しました。
クレジットカードはコロンボ市内や観光地での入場料(シギリヤロック等)のチケットブースでは使えましたが、クレジットカードの手数料が+2%かかると言われました。地方都市ではまだまだ現金払いの場所が多いようです。
SIMカード
空港到着時にDialogという現地のSIMカードを購入しました。50GBで2,450ルピー。滞在期間中10GBも行きませんでした。通話もできるタイプだったのでお店の予約をする時に便利でした。
アプリ
My Dialog(SIMカードのデータ量が確認用)とPickMe(配車アプリ)、Google翻訳です。
アヌラーダプラでは宿のスタッフのひとりが英語が話せない方だったので、Google翻訳(音声)でシンハラ語と日本語で同時通訳して使いました。
その他持ち物
持って行って良かったもの:乾きやすい服、洗濯キット、キーンのサンダル(NewPort H2)
持っていかなくて後悔したもの:虫除けスプレー&虫刺されの薬
その他の持ち物全般についてはこちらの動画をご覧ください。
費用
ざっくりかかった費用を算出すると35万円ぐらいかかりました。
航空券 14万円(成田ーコロンボ往復、新千歳ー成田往復 ※受託手荷物代含む)
宿泊費 4.6万円(成田前泊含む)
国内交通費 1.7万円
アクティビティ代 10万円(アーユルヴェーダ施設3泊 8万円、観光地での入場料など)
お土産代 2万円
食費・雑費 3万円
ホテル代ですが、地方都市だと1泊2,500円〜、キャンディは鉄道駅近くで立地が良かったのか1泊5,000円、コロンボは1泊8,000円のホテルを利用しました。食べ物やお土産なども我慢せずにお金を使っていたので、ゆとりがある旅予算だと思います。
※スリランカ 1ルピー=0.5円で日本円で計算しています(2024年8月現在)
注意点
気候
6月のオフシーズンに行きました。雨季も終わったばかりというタイミングだったようで、スリランカ国内周遊中は概ね天候に恵まれましたが、アーユルヴェーダ施設滞在中やコロンボではスコールに見舞われ動けなくなることもありました。
服装ですが、ヌワラエリアなどの中央地帯では比較的涼しいため(20度前後)、薄手のパーカーなどの調整できる服を持っていっていくことをおすすめします。紫外線が強いので日傘兼用の傘は持って行くと安心ですね。
治安
2年前にデフォルトした国なので、治安的に不安要素はありましたが、実際来てみるとそれほど不安に感じる場面は少なかったです。ただし、コロンボの駅や観光地周辺での勧誘(トゥクトゥクやツアー)や混雑した場所でのスリには気をつけたほうがいいと思います。タクシーやトゥクトゥクは流しを使わず、ほぼPickMeという配車アプリで済ませたのでぼったくりにも遭いませんでした。
唯一ぼったくりに遭ったとすると、シギリヤ近くで立ち寄ったスパイスガーデンという観光施設では、お土産を何か買わないと外に出られないような構造になっており、謎のオイル(10ドル)を買わされました。フリーで観光地に立ち寄る際には、事前にGoogleレビューをチェックすることをおすすめします。
スリランカの観光客は、7割がヨーロッパ・欧米系の方で、それ以外は中国人や韓国人が多い印象でした。日本人はまだまだ少ないようです。
交通
鉄道 乗車の1ヶ月前からこちらのサイトで予約可能です。乗車前に鉄道駅のカウンターで予約番号を伝えチケットを受け取る仕組みです。移動距離の割には驚くほど価格が安いです。例えばコロンボ〜エッラ間でファーストクラスでも1,500円ぐらいです(所要時間約10時間)。ファーストクラスは窓が開きませんので、ヌワラエリア周辺で紅茶畑の写真を撮りたい方は、エアコンはついていませんが、セカンドクラスをおすすめします。
ローカルバス 運転が荒くスピードが早くて、ドアは基本開けっぱなしなので、遊園地のアトラクションに乗っている気分です。満席だと乗車できない場合や、スケジュール通りにバスが来ないこともありますのでご注意ください。
意外と都市間バスがあったりします。シギリヤ~キャンディ、エッラ~コロンボ行きの直行バスがありました。滞在先の方が詳しく知っていたりしますのでぜひ聞いてみてください。
食事
私の場合、スリランカカレーかコットゥを好んで食べてました。フルーツは新鮮で美味しいので、フレッシュジュースがおすすめです。キャンディは第二の都市ということもあってか、インド料理のメニューがかなり充実していました。ベーカリーのパンはレベルが高く美味しかったです。
外国人観光客向けのレストランの相場1,500〜2,000スリランカルピー(日本円で750円〜1,000円ぐらい)
ビール1杯800ルピー(日本円で400円)
ローカルのお店だと1/2〜1/3ぐらいの価格ですが、なかなかその機会に巡り合いませんでした。スリランカは近隣のアジアの国に比べメニューのバリエーションが少ないような気がします(カレーとピザの占有率高め)。長期で旅行すると飽きるかもしれませんね。もちろん3食カレーでも大丈夫な方は心配する必要もありませんが。
その他
スリランカ人の7割が仏教徒です。お寺を参拝する時には白い服が正装なので、私も現地の人に合わせるようにしていました。
月に1回ポーヤーデーと呼ばれる仏教の祝日があり、その日はお店が閉まりアルコールの販売も行われていません。食べ物や飲み物が無料で配られるダンサラもあり、長蛇の列ができていました。信心深い仏教徒が多いので、敬意を忘れないように心がけましょう。
次回の記事から、スリランカ旅について詳しく紹介していきたいと思います。お楽しみに。