世界一周用の長期海外旅行保険(1年6ヶ月)に加入しました
最後まで加入プランで悩みましたが、自分なりに納得したプランに契約することができたと思います。私の場合は、自分の年齢や置かれている環境などを加味し、少し手厚いプランで行くことにしました。何かあった時に、来年定年をむかえる父や、家族・親族に費用面で迷惑をかけるのだけはどうしても避けたかったのです。
この記事では、プランを薦めることが目的ではないので、プランの詳細は敢えて書きません。
保険の選び方は、人それぞれなのだと強く思ったからです。
保険はモノを買うのとは違う
私は海外旅行保険の資料請求は半年前から済ませており、保険料金も把握していました。ただ、自分とって「どれが適当なプランなのか」という部分で判断に迷い、契約に踏み切ることがなかなかできずにいたのです。
世界一周中の知り合いに聞いてみたり、保険会社や代理店の人に問い合わせてみたりもしましたが、いろいろな意見を聞いては、また考え直すということを繰り返していました。
悩みすぎた私は、保険の窓口に足を運びました。保険の窓口というのは、相談料は無料で実際保険契約をすることもできる窓口です。
主力商品は生命保険や自動車保険のようでしたが、1年半の旅行保険の相談をしたいと言うと、レアケースではあったようなのですが、対面で話を聞いてもらえることになりました。私が迷っていた2つのプランには数万円の差があり、契約の決め手になるヒントが欲しかったのです。
担当者はこう言いました。
保険って目先の金額じゃなくて、安心を買うものだと思いますよ。
まさに目から鱗が落ちるようでした。
私はカメラやジャケット、靴を選ぶような感覚で保険を購入しようとしていました。スペックやコストパフォーマンスにこだわりすぎていたことに気づかされたのです。
私は保険の窓口の方にお礼を言い、契約寸前まで進んでいる案件があるためここでは契約できないということを丁寧に伝えお詫びしました。担当者の方は、最後まで嫌な顔せず親身に対応してくれました。
最終的に、直接保険会社と契約しました。
資料請求時からついてくれた営業さんが、実際の保険請求事例なども調べて教えてくださり、何度かやりとりをしているうちに契約しようと思ったからです。代理店を通すメリット(自分に不利にならないような保険請求のノウハウなどの提供など)も少し考えましたが、営業とはいえ、そのあたりも可能な限りサポートしてくださるとのことでした。
契約の日は営業さんが私の家まで来てくれたのですが、私の質問が多かったせいもあり、契約がまとまるのに2時間もかかってしまいました(営業さんも途中からふたりがかりでした)。「世界一周ですから、手厚いほうがいい」というおふたりの駄目押しで決心して契約することができました。悩みすぎて、一生契約できないかと思いました(笑)
最終的には自分が納得できるかどうか
手厚いプランにしようと決めた理由は、"大は小を兼ねる”という考えと、実はそのほうが意外と何も起こらないんじゃないか?というちょっとした願掛けもあります・・・。
保険会社の営業さんは最後まで、何故、危険を侵してまで治安の悪い中南米や中東・アフリカに行きたいのかについて、理解できないようでした。これに関しては「行きたいから」としか言いようがないのです・・・。もちろんエボラ出血熱の感染エリアや戦争地域には行きませんが、旅している人から情報収集をしたり、一緒に行く仲間を集めたりして可能なエリアには行きたいと思っています。
海外旅行保険の一眼レフカメラの携行品補償の件については、購入額の20万近くまで補償されることはまずないようでした。(基本的に1対で1アイテム10万円まで。確実な情報ではありませんが、仮にレンズとボディを分けて請求できたとしても、中古やオークション品程度、さらに減価償却を加味した金額での補償になる可能性が高いようなので、あまり期待しないほうが良いとのこと。)
さらに営業さんには「カメラ、盗られると思います」とまで言われてしまいました(絶句)
世界一周準備ブログgoingmywayのshunsukeさんが、ブログにとてもいいコメントを残してくださって、"強盗にあったら全部渡す覚悟ができているので”とおっしゃっていて、本当にそうだなあと思いました。私もカメラに固執せず、命だけは守って帰ってこようと思います。